■女子団体グループリーグ 日本対オーストラリア
トップの平野は格下相手にも油断することなく、実力通りのプレーを発揮しました。ちょっとした隙を見せてしまうことで調子を落とす場合もあるのですが、最後まで気を引き締めて戦い、快勝しました。
2番の田代も、気を緩めることなく、持ち味である両ハンドドライブを軸にした攻撃を見せ、終始自分のペースで試合を展開しました。
3番の森は経験豊富なミャオ・ミャオとの対戦ということもあり、苦戦することも予想されましたが持っている力を出し切りました。チーム最年少ということもあり、声をしっかりと出し、気持ちの入ったプレーで相手を圧倒しました。
1位通過が決まっていただけに、各選手とも気持ちに余裕を持って試合に臨むことができたと思います。また、予選最終戦までに試合をこなしていたこともあり、体がほぐれた状態で試合に臨むことができたと思います。
上位進出を目指すチームにとって、この予選での戦いぶりは自信にしてよいと思います。ただし、予選での自信を持ちつつもこれからの戦いではこれまで快勝してきたことを忘れ、気持ちを新たにして準々決勝を迎えることが大切でしょう。各選手ともよい状態を維持しているだけに明後日の準々決勝にも期待したいと思います。
渋谷浩
平成11年度全日本チャンピオン
1997年世界選手権大会男子ダブルス銅メダリスト
今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)・7月号(6月20日)に掲載
公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
JA全農2014年世界卓球団体選手権東京大会/公式サイト:http://www.2014wtttc.com
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