JA全農世界卓球東京2014東京大会(4月28日~5月5日)5日目の5月2日は決勝トーナメントの1回戦と準々決勝の1部が行われる。13時から行われた女子団体1回戦で朝鮮民主主義人民共和国、ルーマニア、オランダの3チームが準々決勝進出を決めた。
<女子団体決勝トーナメント1回戦>
朝鮮民主主義人民共和国 3−0 ウクライナ
○リ・ミョンスン 6,5,7 ペソツカ
○リ・ミギョン 9,10,9 ビレンコ
○キム・ジョン 8,8,-4,1 ガポノバ
リ・ミギョン - ペソツカ
リ・ミョンスン - ビレンコ
ルーマニア 3−2 韓国
スッチ 8,-6,-6,-6 徐孝元○
○サマラ 4,-9,7,-9,5 梁夏銀
○モンテイロ・ドデアン 1,-6,5,-5,7 石賀浄
サマラ 8,-7,-6,-10 徐孝元○
○スッチ -11,9,8,-7,5 梁夏銀
オランダ 3−0 中華台北
○リ・ジャオ 10,9,-8,7 黄怡華
○リ・ジエ 7,-8,0,-5,6 鄭怡静
○エアランド 9,3,7 陳思羽
リ・ジャオ - 鄭怡静
リ・ジエ - 黄怡華
朝鮮民主主義人民共和国はウクライナを難なく撃破。フィジカル、攻撃力、安定感でウクライナを大きく上回った。リ・ミギョンとキム・ジョンは対カットでも質の高いプレーでビレンコ、ガポノバを圧倒した。準々決勝で中国と対戦。
予選グループリーグ3位通過のルーマニアが2位通過の韓国を破ってベスト8入りを決めた。ルーマニアはサマラとスッチを2点使い、モンテイロ・ドデアンを3番というオーダーで全員が1点ずつ得点して、今ひとつ調子の上がらない韓国の準々決勝進出を阻止した。韓国は今大会を通じて石賀浄が奮わずこのルーマニア戦でも接戦を落とした。カットの徐孝元はよく頑張ったが、金璟娥、朴美英の抜けた韓国はチームとしては過渡期と言えるだろう。ルーマニアは準々決勝でシンガポールと対戦。
オランダは予選グループリーグ3位通過ながら、左ペンのリ・ジャオ、カット主戦型のリ・ジエ、右シェーク攻撃型のエアランドという布陣で、中華台北をストレートでくだした。2人のベテラン帰化選手の強さは言うまでもないが、3番のエアランドは巧みな台上技術に中陣からの両ハンドの威力もあり、予選5試合全勝、さらに陳思羽も下し、6勝目を挙げた。準々決勝で日本と対決するが、強敵になることは間違いない。
今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)・7月号(6月20日)に掲載
公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
JA全農2014年世界卓球団体選手権東京大会/公式サイト:http://www.2014wtttc.com
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2014東京:
http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2278&category=WTTC