JA全農世界卓球東京2014東京大会(4月28日~5月5日)5日目の5月2日は決勝トーナメントの準々決勝6試合が行われる。10時から行われた女子準々決勝2試合で、香港とシンガポールがベスト4入りを決めた。
<女子団体準々決勝>
香港 3−0 ドイツ
○リ・ホチン -9,3,9,8 P.ゾルヤ
○姜華珺 6,-9,-4,8,10 イヴァンカン
○ヌグ・ウィンナム 5,5,7 ヴィンター
リ・ホチン - イヴァンカン
姜華珺 - P.ゾルヤ
シンガポール 3−1 ルーマニア
○ユ・メンユ 8,-4,8,-2,7 サマラ
○馮天薇 10,8,9 モンテイロ・ドデアン
リ・シーユン 4,-9,-9,5,-8 スッチ○
○馮天薇 8,5,9 サマラ
ユ・メンユ − モンテイロ・ドデアン
グループリーグ1位通過の香港は、1回戦でベラルーシを破ったドイツと対戦。トップでリ・ホチンがよく動いてラリーを制し、ゾルヤの強烈なバックハンドを封じた。2番はカット打ちの得意ではない姜華珺がイヴァンカンに粘りのプレーでゲームオールジュースの接戦を勝ちきった。イヴァンカンは勝負どころでカットのミスが出て、4ゲーム目で促進ルールが適用されてからも自分のペースで試合を進めることができなかった。3番はヌグ・ウィンナムがコースを突いた攻撃からの強打でヴィンターを圧倒。香港が3対0でドイツを退けた。準決勝で日本とオランダの勝者と対戦。
シンガポールは、1回戦で強豪韓国を破って勝ち上がってきたルーマニアと対戦。ルーマニアはエースのサマラ、中堅のドデアン、若手のスッチというメンバーで準々決勝に臨んだ。シンガポールは初戦から変わらず、馮天薇、ユ・メンユの2本柱と3番に若手のカット主戦型リ・シーユンという布陣で臨んだ。勝負の行方は1番で大きく左右されると予想されたが、ユ・メンユがサマラの鋭い両ハンドドライブに対して前陣で精度の高いカウンターを決め、接戦を勝ち抜いた。馮天薇は、第1ゲームのジュースをしのぐと、自分のペースでゲームを進め、果敢にカウンターを狙うモンテイロ・ドデアンをストレートで下した。3番は声を出して気迫のこもったプレーをするスッチがリ・シーユンのカットをスマッシュで打ち抜いて1点を取り返した。4番のエース勝負は、馮天薇が集中力の高いプレーで付け入るすきを見せずにサマラをシャットダウン。準決勝で中国と朝鮮民主主義人民共和国の勝者と対戦。アジア勢が準決勝に駒を進める形となった。
今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)・7月号(6月20日)に掲載
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JA全農2014年世界卓球団体選手権東京大会/公式サイト:http://www.2014wtttc.com
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