<男子団体準決勝>
中国 3−0 中華台北
○許昕 7,8,8 陳建安
○馬龍 9,11,8 荘智淵
○張継科 6,-10,3,6 黄聖盛
馬龍 - 陳建安
許昕 - 荘智淵
初の準決勝進出を果たした中華台北だが、中国には鍛えてきた技が通用しなかった。
トップで登場した許昕はしっかりしたストップレシーブから陳建安に先手を取らせない。リスクを負って攻める陳建安に対して、許昕はどっしりと構えて崩れる様子はない。ラリーになれば大きなフットワークとすさまじい威力のフォアハンドで陳建安を攻め、ロングサービスやレシーブ攻撃など奇襲的な戦術で挑んだ陳建安をストレートで下した。
2番の馬龍は荘智淵と対戦。今大会、特に準々決勝の韓国戦では朱世爀に大逆転勝利を収めるなど素晴らしい活躍を見せてきた荘智淵だが、その荘智淵を持ってしても1ゲームすら奪うことができなかった。荘智淵はリスクを背負ってバックハンドの3球目攻撃、回り込みフォアハンド強打などで馬龍に襲いかかったが、やはり馬龍を崩すにはいたらなかった。
3番の張継科は準々決勝のオーストリア戦でR.ガルドシュにマッチポイントを奪われるなど、窮地に立たされたが、ここでもまだ本調子とは言えない内容で黄聖盛に1ゲームを奪われた。黄聖盛も前陣で強烈なフォアハンドを放ち、ラリーに強い張継科を打ち負かす場面も見られた。しかし、第3ゲームから気を取り直した張継科がしっかり動いて2ゲームを連取し、中国が決勝進出を決めた。決勝では日本とドイツの勝者と対戦する。
今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)・7月号(6月20日)に掲載
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