<女子団体準決勝>
中国 3−0 シンガポール
○李暁霞 -8,8,5,7 馮天薇
○丁寧 6,3,6 ユ・メンユ
○朱雨玲 4,7,6 リ・シーユン
丁寧 - 馮天薇
李暁霞 - ユ・メンユ
4年前、2010年世界選手権モスクワ大会の決勝では中国を破ったシンガポールだが、さすがに今のシンガポールにその力はなかった。トップでエース対決を制したのは世界チャンピオンにしてオリンピックチャンピオンの李暁霞。モスクワ大会の決勝では丁寧と劉詩雯を破って優勝を決めた馮天薇だが、往年の勢いは陰りを見せ、第1ゲームを奪ったものの、第2ゲームからはギアを入れてきた李暁霞にシャットアウトされた。
2番はカウンタープレーの得意なユ・メンユが丁寧に挑んだが、思い切ったカウンター強打にミスが出て流れは丁寧に。丁寧は粘り強い両ハンドでユ・メンユにペースをつかませずに、終始ラリーの主導権を握り、ストレート勝ちを収めた。
3番は朱雨玲対リ・シーユン。リ・シーユンは攻撃力もあるカット主戦型の選手だが、パワーでもテクニックでも中国選手には及ばない。カットで粘っても、質の高いカット打ちにミスを誘われ、攻撃をしても朱雨玲にカウンターを食らうなど活路を見いだせない。結局打開策を見いだせないまま朱雨玲がストレートで勝利して中国が決勝進出を決めた。
優勝だけが目的だというように、あっさりと決勝進出を決めた孔令輝監督にも選手たちにも笑顔はない。
今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)・7月号(6月20日)に掲載
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