<男子シングルス準決勝>
于子洋(中国) 8,10,8,9 唐鵬(香港)
予選リーグから荘智淵を破った上田(協和発酵キリン)、江宏傑(中華台北)らを破り準決勝まで勝ち上がってきたアジアジュニア選手権大会2位の于子洋。一方の唐鵬は準々決勝で中国の世界ジュニア選手権大会2位の周愷を破ってのベスト4入り。試合はサウスポーから威力抜群の両ハンドドライブを放つ于子洋に唐鵬は打つ手なし。先にドライブをかけても強烈なカウンターが帰ってくる。第2ゲームは7-4と唐鵬がリードしたが、于子洋のドライブを止められず逆転。第3ゲーム、于子洋が10-8とゲームポイントを握った場面でベンチの劉国正がとどめのタイムアウト。このゲームを于子洋はきっちりフォアハンドドライブで決めた唐鵬は勝機を見いだせないままストレートで敗れた。
水谷隼(DIOジャパン) -11,4,-7,6,8,-5,5 村松雄斗(JOCエリートアカデミー・帝京)
公式戦初顔合わせとなった好カードは、カットの村松が第1ゲームを先制する幕開け。しかし、水谷は的確なミドル狙い、ゆるいナックル性のドライブ、スピードドライブなど多彩なボールで村松をほんろう。村松も甘いボールはすかさず両ハンドドライブで攻撃するし、第3ゲームも取るが、ゲームの主導権を握る水谷が第4、第5ゲームを連取。第6ゲームは水谷のカット打ちになれてきた村松のミスが減り、チャンスボールは攻撃でも得点。11-5と大きくリードを広げ、勝負は最終ゲームへ。落ち着いてコースを狙ったカット打ちで流れは完全に水に谷。村松の攻撃に対しても完璧な守備で対応。カット攻略の引き出しの多さで差をつけた水谷が決勝進出を決めた。
今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載
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