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2014年世界ジュニア選手権上海大会最終日⑦ 女子単は15歳の王曼昱が初優勝

ベスト4を中国勢が独占した女子シングルスを制したのは15歳の王曼昱。昨年、初出場のラバト大会で3位に入りその才能の片鱗を見せた彼女が早くもジュニアの頂点に登り詰めた。
 

弱冠15歳の王曼昱が同士打ちを連覇して初優勝

すさまじいラリーを制しガッツポーズ

中国勢の中でもバックハンドのセンスは抜群の王曼昱

朱朝暉も1発の威力では負けなかったが……
 

<女子シングルス決勝>
王曼昱(中国) 10,6,12,-6,10 朱朝暉(中国)


昨年のラバト大会で既にそのずば抜けたセンスを見せて3位に入っていた王曼昱が、超級リーグでも活躍する先輩の朱朝暉を破り、見事な初優勝を遂げた。
序盤からトップスピードの両者は、探り合いなしのラリー戦に。王曼昱の両ハンド攻撃がワイドに決まれば、朱朝暉が回り込んでバッククロス深くにフォアハンドドライブを突き刺す。第1ゲームを制したのは前陣から繰り出すしなやかな両ハンドの王曼昱。第2ゲームも王曼昱が質の高い両ハンドドライブで朱朝暉を追い詰め2対0に。第3ゲーム、前陣で攻める王曼昱に対して、打球点を下げて回転量の多いドライブで対応する朱朝暉が粘りを見せてジュースを制し、2対1に。第4ゲームも序盤で朱朝暉がリードするが王曼昱が思い切りよく左利きの朱朝暉のフォア側を攻めて逆転。第5ゲーム、王曼昱が3-0とリードしたところで朱朝暉がタイムアウト。しかしとき既に遅く、王曼昱がリードを広げる。ゲームポイントを握った王曼昱が勝ち急いでミスが出るも、最後は集中力の高いプレーで朱朝暉を攻めきり、見事は夏優勝を遂げた。
近年世界ジュニアでタイトルを獲得した朱雨玲や陳夢らと同様に、既にジュニアの枠には収まらない技術と戦術、そしてフィジカルをも兼ね備えた逸材がまた現れた。


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今大会の模様は卓球レポート2月号に掲載します。

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