昨年、男子ダブルス決勝で岸川/水谷を破った森薗/三部が2年連続で世界卓球銅メダルのペアを破り2連覇を果たした。
<男子ダブルス決勝>
森薗/三部(明治大/青森山田高校) 11-9,11-7,13-11 岸川/水谷(ファースト/beacon.LAB)
昨年の決勝と同じ顔合わせとなった決勝、第1ゲームは森薗/三部が台上から先手を取って攻め11-9と先制。第2ゲームは、森薗の動きがよく、フォアハンドドライブで得点を重ねて2対0と王手。第3ゲームも森薗/三部のペースで試合は進み、6対4とリードしたところで、岸川/水谷がタイムアウト。ここから、勝ちを意識したか森薗/三部にミスが出て、競り合いのままジュースに。森薗がフォアクロスに放ったドライブを水谷がブロックミス。マッチポイントを握るが、ここで三部がフォアハンドドライブをオーバーミス。今度は三部が岸川のドライブをバックストレートに弾くブロックを決めて再びマッチポイント。最後は森薗がフォアハンドドライブで2連覇を決めた。
■森薗政崇/三部航平のコメント
森薗「周りからは2連覇といわれていましたが、自分たちはあまり意識していなかったので正直びっくりしています。去年と違って、練習量が格段に落ちた中で板垣監督に『挑戦者の気持ちで行け』と言われて要所要所で攻めることができました。三部はよく寝坊もするし、恥ずかしがり屋で僕にとってはかわいい後輩なんですけど、プレーではバック前の技術が固くて、そこから攻撃できるところがいいところだと思います。
今日の決勝では相手が戦術を変えてきましたが、対応することができました。2年ごとに行われる世界卓球の個人戦のダブルスに出場したいです」
三部「2連覇はさすがに無理だと思っていたので、去年と同じで夢のようです。勝ち負けよりも自分たちのプレーをすることを意識することで波に乗ることができました。森薗さんは厳しい先輩で……(笑)
試合では僕は勝っていると気が抜けたりしてしまいますが、森薗さんは台から出るボールの判断が早くて、攻撃をしてくれるので、そこから自分たちのリズムが生まれると思います。僕個人の技術を全体的に上げて、これからもダブルスで組んでもらえるようにしていきたいです」
<男子ダブルス準決勝>
森薗/三部(明治大/青森山田高) 11-6,11-6,6-11,10-12,11-5 吉村/平野(野田学園高)
岸川/水谷(ファースト/beacon.LAB) 11-3,11-4,11-5 張/高木和(東京アート)
詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp
全日本卓球(特設サイト):http://japantabletennis.com/zennihon2015/
記録ページ:http://www.jtta.or.jp/AJ/result2014/
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