全種目の決勝トーナメントが始まる大会3日目、20時30分からは女子ダブルスの2回戦が行われた。福原/若宮はベテランらしいプレーで流れをつかみ北朝鮮ペアに4対1で勝利。期待の平野/伊藤はカットペアとの熱戦に敗れ、惜しくもベスト16入りを逃した。
<女子ダブルス2回戦(日本選手関係)>
福原/若宮 -8,11,2,5,4 リ・ミギョン/リ・ミョンスン(朝鮮民主主義人民共和国)
リ・ジエ/リ・チェン(オランダ/ポーランド) 8,-6,8,8,-9,-4,9 平野美/伊藤
福原/若宮はカット主戦型のリ・ミョンスンと攻撃型のリ・ミギョン(朝鮮民主主義共和国)と対戦。北朝鮮ペアはリ・ミョンスンのカットをつないだボールを狙い打つ戦術で先制。日本ペアはラリーからの展開で流れをつかみジュースを制して1対1に。第3ゲームは福原がリ・ミョンスンのカットを完全に攻略して11-2。ペースをつかんだ日本ペアが福原のバックハンドで得点を重ね4ゲーム連取で3回戦進出を決めた。
平野/伊藤は序盤、カット打ちにミスが出て0-7と大きく離されるが、ここから怒涛の7点連取で7-7と追い上げる。しかし最後はカットペアが逃げ切って11-8。第2ゲームは調子を上げてきた日本ペアが中盤でリード。平野のドライブと伊藤の強打で得点を重ね1対1に。リ・チェンのボールに平野が苦戦を強いられカットペアが2対1。第4ゲームは落としたくない日本ペアだったが、勝負どころで平野のカット打ちにミスが出て1対3に。第5ゲーム、日本ペアは無理して攻めずにツッツキでつなぐなどして粘り、11-9。第6ゲームは流れを引き寄せた日本ペアが11-4で勝負は最終ゲームに。前半互角で折り返したい日本ペアは伊藤の渾身のバックハンドの一撃で5-3としチェンジコート。7-5とリードをキープするが、日本ペアにミスが出て8-9とカットペアが逆転。粘り強いラリーで9-9とするがマッチポイントを握ったリ・チェンが放ったドライブに対して伊藤のブロックがオーバー。惜しくもミウミマの3回戦進出はならなかった。
今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)に掲載
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