大会4日目は、女子シングルス2回戦で幕を開けた。日本勢から最初に登場したのは平野美宇。平野はキム・ジョンをラリー戦の末に4対1で下し、3回戦進出を決めた。混合ダブルス4回戦をはさんで、登場した伊藤もオーストラリアの帰化選手を危なげなく破り、ミウミマがともに3回戦進出を決めた。
<女子シングルス2回戦(日本選手関係)>
平野美 9,9,-7,9,13 キム・ジョン(朝鮮民主主義人民共和国)
伊藤 7,11,6,6 レイ(オーストラリア)
序盤から激しい打ち合いで両者互角のラリーを展開するが、フォア側を狙われたボールにも攻撃的に対応した平野が、要所で3球目攻撃を決めて11-9と先制。第2ゲームも点差の開かないクロスゲームとなるが、9-9から平野がレシーブで2本連取して11-9。第3ゲームは凡ミスの少ないキム・ジョンが8-5とリード。点差を縮められずに7-11で2対1に。第4ゲームも競り合いとなるが、ラリーでは両者譲らず。9-9でキム・ジョンのサービスをバック側に流し気味にレシーブしたボールが2本決まり、平野が3対1と王手。平野が3-0から3-2と追い上げられたところでタイムアウト。ここから平野がミドルに集めたボールに対して、キム・ジョンがフォアハンド強打で対応し逆転。平野は8-10とゲームポイントを握られるがサービスからのポイントで10-10に。平野は4度のゲームポイントをしのいで15-13で3回戦に駒を進めた。4回戦で第1シードの丁寧(中国)と対戦。
伊藤は世界卓球では珍しい、ペン粒高攻守型のレイと対戦。1回戦でカット主戦型のリ・シーユン(シンガポール)を破ったレイだが、伊藤のパワフルな両ハンド攻撃の前にはなす術なし。伊藤は危なげなくストレート勝ちで3回戦進出を決めた。3回戦でノスコワ(ロシア)と陳思羽(中華台北)の勝者と対戦。
今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)に掲載
公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
世界卓球2015蘇州/公式サイト(中国語/英語):http://www.suzhou2015.org/
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2015蘇州(英語):
http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2503&category=WTTC