混合ダブルス4回戦で、日本の吉村/石川がパリ大会2位の李尚洙/朴英淑(韓国)を破りベスト8に進んだ。丹羽/平野は香港ペアに敗れてベスト16で姿を消した。
<混合ダブルス4回戦(日本選手関係)>
吉村/石川 -8,-9,9,-9,11,9,7 李尚洙/朴英淑(韓国)
ウォン・チュンティン/ドゥー・ホイケン(香港) 7,8,5,6 丹羽・平野早
吉村/石川は、パリ大会決勝でキム・ヒョクボン/キム・ジョンに敗れ惜しくも優勝を逃した李尚洙/朴英淑の強豪ペアと対戦。第1ゲームは李尚洙がラリーに強さを見せて11-7で韓国ペアが先制。第2ゲームは6-0と日本ペが引き離すが、韓国ペアは粘り強いプレーで7点連取し一気に6点差を挽回。日本ペアも食い下がるが、李尚洙が要所でナイスボールを決めて韓国が11-9。第3ゲームは韓国ペアリードで進むが、吉村がフォアハンドで決めて逆転。9-9と競り合いになるが、石川のサービスからの2連続得点でこのゲームを返した。第4ゲームは李尚洙が吉村のボールを受ける日本には厳しい組み合わせ。日本ペアは9-9まで食い下がるが、朴英淑も鋭い攻撃を見せて11-9で韓国ペアが王手。第5ゲーム、6-6から石川がチャンスボールをミスしたところでタイムアウト。日本ペアは落ち着いて攻めて、8-10から10-10まで追いつくと、丁寧なプレーで相手のミスを誘い13-11で2対3と追い上げた。第6ゲーム、日本ペアは朴英淑のボールを吉村が思い切って攻めて6-1とリード。しかし、韓国ペアも粘りを見せて8-8に。9-9から李尚洙のサービスを石川がきちんとストップして、吉村が2点連取。3対3に。最終ゲーム、日本が5-3とリードで折り返すと、吉村のアグレッシブな攻撃が決まり、10-7とマッチポイント。最後は吉村がレシーブで鋭いフリックを決めて日本ペアが逆転勝利でパリ大会のリベンジを果たした。準々決勝でメダルをかけて、パク・シンヒョク/キム・ヘソン(朝鮮民主主義人民共和国)と対戦。
丹羽/平野は第1ゲームは相手の得意な大きなラリー戦に持ち込まれて香港ペアが先制。第2ゲームは前陣で戦った日本ペアが7-3と大きくリード。しかし、丹羽のボールに女子のドゥー・ホイケンがよく対応し、台上から先手を取って11-8で逆転。第3ゲームも攻撃力で上回る香港ペアが中陣からの攻撃で3ゲームを連取。第4ゲームも中盤まで日本ペアのリードで進むが、ウォン・チュンティンのパワフルなボールに丹羽が反撃できずあえなくストレート負けを喫した。香港ペアはレシーブからチキータをしてくるなど男子のようなドゥー・ホイケンと決定力のあるペンドライブ型のウォン・チュンティンの連係もよく、日本ペアには勝機が見当たらなかった。
今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)に掲載
公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
世界卓球2015蘇州/公式サイト(中国語/英語):http://www.suzhou2015.org/
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2015蘇州(英語):
http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2503&category=WTTC