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世界卓球2015蘇州大会5日目② 伊藤がベスト16入り

世界卓球2015蘇州、5日目は女子シングルス3回戦で幕を開けた。日本勢は、石川、伊藤、平野美宇の3選手が勝ち残っている。本日のトップバッターは伊藤美誠は苦手の陳思羽に快勝してベスト16入りを決めた。
 

14歳の伊藤が初の世界卓球でベスト16入り

「無理せずにプレーできた」と伊藤

陳思羽は大舞台で伊藤に初の敗戦

2連覇を目指す李暁霞はリ・ミョンスンをシャットアウト


<女子シングルス3回戦>
ユ・メンユ(シンガポール) 13,8,3,5 リ・チェン(ポーランド)
李暁霞(中国) 4,8,5,1 リ・ミョンスン(朝鮮民主主義人民共和国)
伊藤美誠(日本) 4,-7,8,2,10 陳思羽(中華台北)
梁夏銀(韓国) -7,9,-6,7,12,12 シェン・ヤンフェイ(スペイン)

陳思羽(中華台北)は昨年、4戦4敗と伊藤にとっては分の悪い相手だが、第1ゲームはバック対バックの展開で伊藤が先手を取り11-4と好スタート。しかし、第2ゲームは台から少し距離を取った陳思羽が5-0とスタートダッシュ。逃げ切った陳思羽が取り返して1対1。第3ゲームは、台から出たボールを積極的にフォアハンドで回転をかけた伊藤がリード。10-5から10-8まで追い上げられるが、レシーブで思い切ったバックフリックを決めて2対1。波に乗った伊藤はフォアハンド強打でエースを連発して11-2と王手。第5ゲームは陳思羽リードで進むが、8-6から8-8に追いつかれたところで陳思羽がタイムアウト。伊藤は攻守のメリハリの利いたプレーで逆転してベスト16入りを決めた。
「苦手意識はありませんでしたが、今までは攻めすぎて自滅したり、相手にミスを誘われていましたが、今回は判断ができて私の方が相手のミスを誘うプレーができた」と戦術面での成長を感じさせた。

女王、李暁霞はパリ大会ベスト8のリ・ミョンスンのカットを打ち抜いて完封。
ユ・メンユもカットのリ・チェンをストレートで下して4回戦へ駒を進めた。
梁夏銀はシェン・ヤンフェイとの激しいラリー戦を制して初のベスト16入り。

 

今大会の模様は卓球レポート6月号(5月20日発売)に掲載

公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
世界卓球2015蘇州/公式サイト(中国語/英語):http://www.suzhou2015.org/
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2015蘇州(英語):
http://www.ittf.com/competitions/competitions2.asp?Competition_ID=2503&category=WTTC

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