ITTFワールドツアー・ジャパンオープン(6月24~28日・グリーンアリーナ神戸)が開催されている。大会5日目は男女シングルスの準決勝~決勝、男女ダブルスの決勝が行われる。女子シングルスの準決勝は中国選手同士が対戦し、陳夢と朱雨玲が決勝進出を決めた。
<女子シングルス準決勝>
陳夢(中国) 7,9,3,-4,9 丁寧(中国)
平野美宇(JOCエリートアカデミー)、伊藤(スターツSC)、石川(全農)と日本選手を破って準決勝に勝ち進んだ世界チャンピオンの丁寧。対する陳夢はシャン(ドイツ)、若宮(日本生命)に勝利して準決勝へと駒を進めた。
試合はミスが目立つ丁寧に対して、陳夢が安定したプレーで先制。第2ゲームは丁寧もラリー戦から得点を挙げるなど接戦になったが、最後は陳夢が決めて2対0に。
続く第3ゲームも、陳夢がゲームの主導権を握り、決勝進出に王手をかけた。第4ゲームは丁寧にゲームを奪われたが、迎えた第5ゲームは激しい攻防を制して、世界女王に勝利。敗れた丁寧は1ゲームを取ったものの試合全体を通して流れをつかむことができず、準決勝敗退となった。
朱雨玲(中国) 2,-5,6,6,-6,3 劉詩雯(中国)
世界卓球2015蘇州の準々決勝でも対戦した両者による一戦は朱雨玲が劉詩雯に雪辱を果たして決勝に勝ち進んだ。
試合は劉詩雯の前陣での速攻プレーに対して、朱雨玲が距離を取って回転量の多いドライブで対応する形に。このスタイルが功を奏して朱雨玲が1ゲームを先取した。第2ゲームは劉詩雯がコースを突いた両ハンドドライブで得点を重ねて11-5。1対1のタイに戻した。
追いつかれた朱雨玲だが、第3、第4ゲームは左右への揺さぶりにしっかりと対応。好機では強打を確実に決めるプレーが光り、ゲームカウントを3対1とした。
第5ゲームは劉詩雯の緩急をつけたプレーにゲームを落としたが、続く第6ゲームは序盤から積極的な攻撃で流れをひき戻し、11-3で勝利。世界卓球のリベンジを果たした。
今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載
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ジャパンオープン・荻村杯2015:http://japan-open.kyomycom.net/15kobe/
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