ITTFワールドツアー・ジャパンオープン(6月24~28日・グリーンアリーナ神戸)が開催された。大会最終日は男女シングルスの準決勝~決勝、男女ダブルスの決勝が行われた。陳夢、朱雨玲という中国の若手選手が頂点をかけて争った女子シングルス決勝戦は、陳夢が接戦を制してワールドツアー通算5度目の頂点に立った。
<女子シングルス決勝>
陳夢(中国) 11.-6,-5,4,5,-6,7 朱雨玲(中国)
準決勝で丁寧(中国)を破った陳夢と劉詩雯(中国)を破った朱雨玲による対戦はお互いに手のうちを知り尽くしているということもあり、簡単には相手に得点を許さないタフな戦いが続いた。
第1ゲームから点差が離れない接戦となり、ジュースにもつれ込んだが、最後は陳夢がドライブで得点を挙げ、13-11で先制した。
続く、第2、第3ゲームは朱雨玲の厳しいコース取りが陳夢のミスを生み、2対1と朱雨玲がゲームを先行した。
流れを引き戻したい陳夢はコースを突いたレシーブと回転量の多い両ハンドドライブを軸にした攻撃で反撃。ゲームカウントを3対2と再びリードを奪った。
第6ゲームは勝利を意識したか陳夢にミスが続いて3対3に。迎えた最終ゲームは両者ともにつかず離れずの展開となったが、陳夢が強気の姿勢を崩さずに攻め続け、マッチポイントを先につかんだ。最後は渾身のバックハンドドライブで朱雨玲のブロックミスを誘い、ワールドツアー5度目の優勝を達成した。
今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載
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ジャパンオープン・荻村杯2015:http://japan-open.kyomycom.net/15kobe/
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