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ジャパンオープン最終日⑥【男子シングルス】許昕が吉村を破り、大会初制覇

ITTFワールドツアー・ジャパンオープン(6月24~28日・グリーンアリーナ神戸)が開催された。大会5日目は男女シングルスの準決勝~決勝、男女ダブルスの決勝が行われた。男子シングルス決勝は日本の吉村真晴(愛知工業大)が世界ランキング2位の許昕(中国)と対戦。先制点を挙げるなど、許昕を苦しめたが、優勝とはならなかった。


許昕が吉村を破り、ジャパンオープン初優勝
 
吉村のサービスに苦しんだが、要所を締めて勝利

敗れはしたが、好プレーで会場を沸かせた吉村


 

<男子シングルス決勝>

許昕(中国) -9,2,12,7,7 吉村真晴(愛知工業大)

 ここまで鄭榮植(韓国)、唐鵬(香港)、朱世爀(韓国)と世界ランキング上位の選手を破ってきた吉村。準決勝では尚坤(中国)をゲームオールの末に破るなど、良い流れで決勝進出を決めた。対する許昕も準決勝で樊振東(中国)をゲームオールの末に下し、決勝へと駒を進めた。

 試合はスタートからハイレベルなラリーが繰り広げられた。第1ゲームは一進一退の攻防が続いたが、吉村がサービスエースでゲームポイントを握ると、最後は10-9から変化をつけたレシーブで許昕のミスを誘い、先制点を挙げた。

 この勢いを持続したい吉村だったが、第2ゲームは出足から許昕がスタートダッシュ。威力抜群のパワードライブを軸に、打撃戦で打ち勝ち、11-2 で1ゲームを取り返した。

 続く第3ゲームは互いに譲らずシーソーゲームとなったが、吉村が11-10とゲームポイントを握った。続く1球は許昕のサービスをバックハンドドライブして、好機をつくったが、高く浮いたボールをスマッシュミス。このミスが響いて、このゲームを12-14で落とした。

 第4ゲームは5対9から7対9と追い上げを見せたが、許昕のラリー戦での驚異的な粘りの前に屈して、7-11で優勝に王手をかけられた。

 第5ゲームも必死のプレーで食らいついた吉村だったが、一歩及ばず。一方の許昕は吉村のサービスに苦しめられながらも、11度目のワールドツアータイトルを獲得した。


今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載

公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
ジャパンオープン・荻村杯2015:http://japan-open.kyomycom.net/15kobe/
国際卓球連盟(ITTF):http://www.ittf.com/

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