平成27年8月15~17日、東京体育館で第33回全国ホープス大会が開催された。全国の予選をくぐり抜けてきた小学生のチームが日本一の座を賭けて熱戦を繰り広げ、男子は仙台ジュニアクラブ(宮城)、女子はフェニックス卓球クラブA(福井)が優勝を飾った。
【男子】仙台ジュニアクラブ(宮城)が2連覇で3度目の栄冠
男子団体は、スーパー小学生・張本を擁する仙台ジュニアクラブ(宮城)が昨年に続き、2連覇を達成した。昨年よりも背が伸び、パワーが増した張本は、圧巻のプレーで全勝。星と葛西のダブルスも競り合いを気迫で物にして全勝し、チーム全員で連覇をつかみ取った。
2位に入ったのは昨年に続き、華兵ロードスカイ(兵庫)。エース・谷垣を中心に勝ち上がったが、決勝では頼みのダブルスが競り負けて悲願の初優勝はならなかった。
3位には、センスが光る選手を揃えたマイダス(東京)と、全日本選手権大会ホープスの部2位の中川のいるT.Cマルカワ(岡山)が入った。
【女子】フェニックス卓球クラブA(福井)が初優勝
女子団体は、昨年の決勝で大接戦の末に涙をのんだフェニックス卓球クラブA(福井)が、初優勝。「昨年の決勝で負けた瞬間から今日の優勝を目標にしてきた」と川畑監督が語るように、エースの大藤を中心にチーム全員が優勝を目指して集中したプレーを続け、悲願を果たした。
2位には昨年の3位からステップアップして、ピンテック(愛知)が入った。エースの鶴岡と吉田・小島のダブルスが決勝まで全勝と、チームの総合力の高さが光った。
3位には、元気のよさが会場でも際立っていた丸子橋卓球スタジオ(神奈川)と、カット主戦型の鈴木を中心に勝ち上がった新発田ジュニア(新潟)が入った。
なお、大会の記録は日本卓球協会のホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
今大会の模様は卓球レポート10月号(9/20発売)に掲載されます。