11月21~23日、平成27年度全日本選手権大会(カデットの部)が、春野総合運動公園体育館(高知)で開催され、14歳以下シングルス男子は宇田幸矢(JOCエリートアカデミー)、女子は工藤夢(鶴卓TC)、13歳以下シングルス男子は張本智和(仙台ジュニアクラブ)、女子は木原美悠(ALL STAR)がそれぞれ優勝を飾った。
【14歳以下男子シングルス】 優勝 宇田幸矢(JOCエリートアカデミー)
【14歳以下男子シングルス】 優勝 宇田幸矢(JOCエリートアカデミー)
鋭い攻撃で昨年の雪辱を晴らした宇田
戸上は強打で迫ったが、一歩届かず
14歳以下男子シングルス決勝は、昨年同種目の決勝で惜敗した宇田と、強豪ひしめく全日本選手権大会男子シングルス山口県予選を1位通過した新鋭・戸上(野田学園中)との対戦になった。強打が持ち味の両者の試合はゲームオールまでもつれたが、最終ゲームのスタートダッシュに成功した宇田が戸上を振り切り、昨年の雪辱を晴らした。
3位には、センスが光る左腕の宮川(野田学園中)と、積極的なプレーで勝ち上がった清野(新発田ジュニア)が入った。
【14歳以下女子シングルス】優勝 工藤夢(鶴卓TC)
工藤が抜群の安定感で初の全国タイトル
工藤が抜群の安定感で初の全国タイトル
カットからの攻撃で勝ち上がった浅井
混戦が予想された14歳以下女子シングルスを制した工藤は、安定性が際立っていた。ボールがラケットに当たれば入るかのようなミスの少ないプレーで、昨年の13歳以下女王・皆川(昇陽中)や出雲(ミキハウスJSC)ら強豪を連破。決勝では浅井(安城南中)のカットを落ち着いて攻略し、初の全国タイトルを獲得した。
2位の浅井はカットからの積極的な両ハンド攻撃で決勝まで勝ち上がった。
3位には、今夏の全中で2位に入った出雲と、威力のある両ハンド攻撃を見せた里川(明徳義塾中)が入った。
2位の浅井はカットからの積極的な両ハンド攻撃で決勝まで勝ち上がった。
3位には、今夏の全中で2位に入った出雲と、威力のある両ハンド攻撃を見せた里川(明徳義塾中)が入った。
【13歳以下男子シングルス】優勝 張本智和(仙台ジュニアクラブ)
張本が桁違いの強さで堂々の2連覇達成
張本が桁違いの強さで堂々の2連覇達成
接戦を制して決勝に勝ち上がった小林
13歳以下男子シングルスは、昨年に続いて張本が制した。13歳以下の選手たちの中に一人だけ大人が混じっているかのような桁違いの強さで堂々の2連覇達成。年明けの全日本選手権大会でどこまで勝ち上がるのか注目したい。
2位の小林(愛工大附属中)は、バランスのよい両ハンド攻守が光る好選手。5回戦から準決勝まで3度のゲームオールを物にする勝負強さも見せた。
3位には、ボールの速さが際立っていた曽根(愛工大附属中)と、粘り強いプレーが持ち味の濱田(高知大学附属小)が入った。
2位の小林(愛工大附属中)は、バランスのよい両ハンド攻守が光る好選手。5回戦から準決勝まで3度のゲームオールを物にする勝負強さも見せた。
3位には、ボールの速さが際立っていた曽根(愛工大附属中)と、粘り強いプレーが持ち味の濱田(高知大学附属小)が入った。
【13歳以下女子シングルス】優勝 木原美悠(ALL STAR)
正確無比な速攻で頂点に立った木原
正確無比な速攻で頂点に立った木原
大藤は伸びやかな両ハンドで決勝進出
13歳以下女子シングルス決勝は、木原と大藤(フェニックス卓球クラブ)の小学5年生対決になった。試合は、木原の速攻対大藤の両ハンドドライブという構図で進んだ。小学5年生とはい思えないハイレベルなラリー戦が繰り広げられたが、要所で厳しいコースを突いた木原が大藤を抑え、栄冠を手にした。
3位には、第一シードの長﨑(JOCエリートアカデミー)を下した大川(ミキハウスJSC)と異質ラバーを操る出澤(ミキハウスJSC)が入った。
3位には、第一シードの長﨑(JOCエリートアカデミー)を下した大川(ミキハウスJSC)と異質ラバーを操る出澤(ミキハウスJSC)が入った。
【男子ダブルス】優勝 宇田幸矢(右)/柏竹流(JOCエリートアカデミー)
チキータからの猛攻で堂々の優勝
チキータからの猛攻で堂々の優勝
男子ダブルスは宇田/柏が初優勝を果たした。宇田が強烈なチキータでラリーの口火を切り、柏がすかさず続くコンビネーションで堂々の勝利を飾った。宇田は昨年に続いてこの種目を連覇。今大会はシングルスと合わせて2冠を達成した。
2位には、地元・高知の声援をバックに勝ち上がった内田/桒村(明徳義塾中)が入った。
2位には、地元・高知の声援をバックに勝ち上がった内田/桒村(明徳義塾中)が入った。
【女子ダブルス】優勝 高橋あかり(右)/三浦千緋呂(ミキハウスJSC)
ループからのラリー戦で得点を量産
ループからのラリー戦で得点を量産
本命不在の女子ダブルスは、高橋/三浦が制した。高橋が回転量の多いドライブでチャンスをつくり、三浦が速いテンポでたたみかける連係プレーで栄冠をつかんだ。
2位には、ラリー戦に抜群の強さを見せた里川/船場(明徳義塾中)が入った。
2位には、ラリー戦に抜群の強さを見せた里川/船場(明徳義塾中)が入った。
今大会の詳細な情報は下記サイトをご覧ください。
高知県卓球協会:http://taku2311.ec-net.jp
日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp/
今大会の模様は卓球レポート1月号(12/20発売)に掲載。
高知県卓球協会:http://taku2311.ec-net.jp
日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp/
今大会の模様は卓球レポート1月号(12/20発売)に掲載。
【テレビ放送予定】
放送局:BS11 日時:12月5日(土)20:00~22:00(予定)
番組HP:http://www.bs11.jp/sports/2838/
ポスター:http://www.jtta.or.jp/result/2015/alljapan/cdt/15alljapanJOCTV.jpg