ジュニア男子の決勝は木造(愛工大名電高)と緒方(JOCエリートアカデミー/帝京)の戦いになった。確かな技術と戦術で勝ち進んだ両者による一戦は意地と気迫がぶつかり合う好ゲームとなったが、木造が3対1で勝利をつかみ、ジュニア男子の頂点に立った。
<ジュニア男子決勝>
木造(愛工大名電高) 6,3,-3,12 緒方(JOCエリートアカデミー/帝京)
序盤は木造が自身のサービスからチャンスをつくり出して得点を重ねた。緒方は後陣に下げられたところから逆襲を仕掛けようとするが、木造が打球点の早い攻撃で攻めきり。大事な先制点を挙げた。
第2ゲームも木造の目の覚めるような攻撃が次々に決まりゲームを連取。初優勝に向けて王手をかけた。
後がなくなった緒方は、第3ゲームから木造のバックサイドを攻める攻撃で優位な状況をつくり出した。さらにレシーブでも積極的なチキータから好機をつくり出して、このゲームを11-3で奪った。
第4ゲームも緒方が木造のバックサイドを中心に攻めて得点を重ねた。時折フォアサイドに打ち抜くドライブも効果的に決まった。このまま最終ゲームにもつれるかと思われたが、木造が7-10とゲームポイントを奪われたところから逆襲。連続得点で10-10に追いつくと、勢いそのままにゲームの流れをひっくり返して12-10でゲームを奪取。劇的な形で初優勝を果たした。
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