女子ダブルスは4回戦?決勝が行われ、橋本/塩見紗希(四天王寺)が梅村/塩見真希との壮絶な同士打ちを制してダブルスチャンピオンに輝いた。
粘り強いラリーで同士打ちを制した
■女子ダブルス決勝
橋本/塩見紗希 -5,7,9,-10,13 梅村/塩見真希
橋本/塩見紗希は橋本のカットと塩見の両ハンドを軸に、粘り強く得点する形で決勝まで勝ち上がった。対するは、団体戦でもレギュラーとして出場している梅村/塩見真希のペア。2人は決勝まで連係の良いプレーで勝ち上がってきた。
四天王寺勢による同士打ちとなった決勝は梅村/塩見真希が第1ゲームを先取。打球点の早い攻撃で橋本/塩見紗希を追い込む形でゲームを奪った。対する橋本/塩見紗希はカット主戦型の橋本が変化をつけたカットに加え、強打を織り交ぜるなど、変化をつけた攻撃で相手ペアに対応し始める。塩見紗希のコースを突いた攻撃も徐々に決まりだし、第2、第3ゲームを連取し、勝利に王手をかけた。
リズムを崩された梅村/塩見真希は苦しい戦いとなるが、粘り強いラリー戦から得点を重ね、第4ゲームをジュースの末に奪い、スコアを2対2に戻した。迎えた最終ゲームは、10-8と橋本/塩見紗希が勝利まであと一歩と迫ったところから、梅村/塩見真希が追いつく。ジュースに入ってからも互いに譲らない展開が続いたが、最後は橋本/塩見紗希が息詰まるラリー戦を制して15-13で勝利。昨年、決勝で敗れた2人が悲願の初タイトルを獲得した。
梅村/塩見真希は決勝でもコンビネーションの良さが光った。畳み掛けるような攻撃でゲームを先取するなど、一時は試合のペースを握ったが、先輩ペアの執念の前に惜敗。タイトル獲得とはならなかった。
■橋本/塩見紗希の優勝コメント
橋本「私は今年、三冠を狙っているので、ダブルスも優勝しようと思っていましたが、インターハイの予選で梅村さんと塩見真希さんに0対3で簡単に負けていたこともあり、向かっていくしかないと思い、何も考えずに試合に入りました。本当に勝てると思っていなかったので、すごくうれしいです。自分たちが思っているよりもうまくプレーができました。相手はこちらの球質を分かっているのでミスをしないため、ラリー戦は苦しかったのですが、そこをなんとかこちらが負けないくらいの気持ちで攻めて最後を取ることができました」
塩見紗希「優勝できてうれしいです。インターハイ予選では私のレシーブが入らず、何もできないまま負けてしまいました。橋本さんに1本でも多くつないだら絶対取ってくれるという信頼があったので、『一本でも多く入れる』ということだけを考えてプレーしました。1対2でマッチポイントを取られたときはタイムアウトを取るか迷ったのですが、橋本さんが『大丈夫』と言ってくれて、それで力が抜けて、そこから良いプレーができました」
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