大会2日目は男女団体の第3ステージ(決勝トーナメント)が行われ、日本女子は準々決勝でルーマニアと対戦し、3対1で勝利し準決勝に駒を進めた。
ルーマニアのエース、ディアコヌは多彩なバックハンド
早田はくせのあるクラパとのサウスポー対決を制する
伊藤が2得点を挙げてエースの重責を果たした
中華台北のカット蔡育勤が中国から1点を奪った
<女子団体決勝トーナメント準々決勝>
日本 3-1 ルーマニア
○伊藤 4,9,6 ドラゴマン
平野 6,-8,-8,-9 ディアコヌ○
○早田 2,4,7 クラパ
○伊藤 -9,12,8,-7,8 ディアコヌ
平野 - ドラゴマン
ここまで危なげなく、第1シードらしい戦いぶりで予選を勝ち上がった日本だが、急成長するルーマニアのエース、ディアコヌに両エースが苦しめられる厳しい展開となった。
トップの伊藤は緩急を付けたバックハンドでチャンスをつくる余裕のある内容で日本が先制点を奪ったが、2番の平野は、多彩でミスの少ないバックハンドのディアコヌにラリーで好機を見いだせないまま力負け。
早田は、くせのあるサウスポーのクラパを、強力なフォアハンドを軸とした攻撃で正面突破。
勝負のエース対決は、伊藤がディアコヌの強力なバックハンドとバックハンドサービスに苦しみながらも勝負どころで好プレーを見せて日本のベスト4進出を決めた。
■呉光憲ジュニア女子監督
これくらい苦しい試合になるなとは思っていたので、冷静に試合をしてくれた選手に感謝しています。このルーマニア戦を乗り越えたことで次の試合はもっと良くなると思っています。1番の美誠は考えたとおりにできたと思うんですが、2番の美宇は自分が思い通りにできないと、全部がだめになってしまうことがあります。速いボールに対してはコントロールがうまいんですが、高いボールに対してタイミングが遅くなる傾向があって、そこで負けてしまいました。早田ひなはフォアハンドが強い選手なので、それを十分生かした試合ができました。
4番の伊藤は相手のディアコヌも最近強くなってきた選手でスピーディーなボールや中陣から高いボールが打てる選手ですが、ここまで苦しい試合になったのは、伊藤が強打しすぎてミスが多かったからだと思います。タイムアウトのときに伝えたのは相手は3球目がそんなに強くないので、それを変化出して攻めるようにということです。
<女子団体決勝トーナメント準々決勝>
日本 3-1 ルーマニア
香港 3-0 ロシア
韓国 3-1 フランス
中国 3-1 中華台北
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