混合ダブルス、女子ダブルスと決勝に勝ち残りながらも、日本ペアが連敗している嫌な流れをここで断ちきりたかった張本/龍崎だが、安宰賢/趙勝敏(韓国)の圧倒的な両ハンドのパワーの前に遅れを取った日本ペアがまたしても金メダルを逃した。
<男子ダブルス決勝>
安宰賢/趙勝敏(韓国) -7,8,4,3,4 張本智和/龍崎東寅(日本)
男子ダブルス決勝も混合ダブルスと同様に日韓戦になった。韓国は男子が団体で中国に勝ち決勝進出を決めた強豪チームだが、団体の金メダルを逃しただけに、個人戦でのタイトルは譲れないという思いが強いのだろう。
決勝の第1ゲームは思い切りやろうと思っていたという日本ペアが3球目、レシーブから攻めて先制。しかし、続く4ゲームは台から距離を取って強力な両ハンドドライブを振る韓国ペアの両者がゲームを支配。早く決めたい日本ペアにもミスが出るという悪循環に。結局、日本ペアはこの悪循環を断ち切れずに3種目連続の銀メダルという結果に終わった。
■龍崎東寅選手
相手ペアはどちらの選手も強かったので、中国戦のように思い切ってやることを目標にしていて、それはできたと思います。それで1ゲーム目は取れて「いけるな」と思ったんですが、そこから相手が本調子になってきて、全然だめでした。1ゲーム目はまだ相手が、試合に入ってこれてなかったというのはあってラッキーといえばラッキーでしたが、2,3,4,5ゲームはまったく歯が立たなかったです。チキータの質が高くて、最後の方は反応できないほどでした。下回転サービスを出しても速いチキータをされるのでどうしようもなかったです。
前半で大きくリードされる展開が多かったので、相手に余裕を持たれると何でも打ってきてバンバン入ってくるので、前半が悪かったですね。
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