5月12日に決勝戦第2戦が行われたヨーロッパ・チャンピオンズリーグの決勝で水谷隼を擁するファケル・ガスプロム・オレンブルク(ロシア)がドイツの古豪ボルシア・デュッセルドルフを3対2で破り、地元オレンブルクで4度目の優勝を決めた。
<決勝戦第2戦>
ファケル・ガスプロム・オレンブルク 3-2 ボルシア・デュッセルドルフ
○オフチャロフ 9,-9,8,10 K.カールソン
○水谷 7,5,8 ボル
サムソノフ 6,-8,2,-4,-12 ケルベリ
スミルノフ -10,5,-8,9,-9 フェゲアル
○水谷 7,9,6 K.カールソン
決勝第1戦をアウエーで勝利を挙げたファケル・ガスプロム・オレンブルクが、地元のガスプロムスタジアムでもボルシア・デュッセルドルフを破り、優勝を決めた。
1点取れば優勝というオレンブルクに有利な状況で始まった第2戦は、トップバッターのオフチャロフが、負けられないK.カールソンの気迫のプレーを地元の応援を背に3対1で退けて、早くも優勝を確定させた。
2番は今季、14勝0敗と驚異的な好成績でチームの決勝進出に大きく貢献した水谷隼が、リオオリンピックに続き、ボルをストレートで破り、オレンブルクが王手。
ここで決めたいオレンブルクだが、3番ベテランのサムソノフは19歳のケルベリの思い切った攻撃に押されてマッチポイントを握りながらもゲームオールジュースの末に敗れ、後半に。
4番はスミルノフ対フェゲアル。オレンブルク出身のスミルノフに会場からは大きな声援が送られ、フェゲアルと一進一退の攻防を見せるが、最終ゲームで逆転を許し、デュッセルドルフが2点を返し勝負はラストに。
ラストは再び好調の水谷が登場。K.カールソンも好プレーを見せるが、1球1球の質の高さ、厳しさで大きく上回る水谷が3対0と圧倒。個人成績16戦全勝という素晴らしい結果で、オレンブルクに勝利をもたらした。
今大会の模様は卓球レポート7月号(6月20日発売)に掲載。
今大会の記録は、ヨーロッパ卓球連合のホームページに掲載されています。
European Table Tennis Union:http://www.ettu.org/