ベスト8入りをかけた女子ダブルス3回戦では初出場の早田/伊藤が準々決勝進出を果たした。一方、平野/石川は優勝候補の丁寧/劉詩雯(中国)に敗れた。
<女子ダブルス3回戦>
早田/伊藤 -7,9,6,11,6 リ・ヒョンシム/リ・ミギョン(朝鮮民主主義人民共和国)
丁寧/劉詩雯(中国) 10,9,3,4 平野/石川
早田/伊藤はパク・シンヒョク/リ・ヒョンシムと対戦。第1ゲームは相手ペアの打球に対してタイミングが合っていない部分が見られ、7-11で先制を許した。しかし、第2ゲームは早田が回転量の多いドライブでコースを突き、浮いたボールを伊藤が強打する形がはまり、11-9でこのゲームを奪った。続く第3ゲームも早田が中陣からのドライブで粘って相手のミスを誘うなど、リズムよく試合を運び、11-6でゲームを奪取した。第4ゲームは接戦となったが、勝負どころでは早田がループドライブで好機をつくり、伊藤がスマッシュを決めるパターンで得点を挙げて13-11で勝利に王手をかけた。第5ゲームは早田のチキータから伊藤が決めるなど、台上の技術で北朝鮮ペアを上回り、11-6で勝利。見事ベスト8進出を決めた。
平野/石川は丁寧/劉詩雯と対戦。先制点がほしい日本ペアは第1ゲームから気合いの入ったプレーで優勝候補の中国ペアを相手に互角の打ち合いを見せる。平野の回転量の多いドライブからチャンスをつくり、得点を決めるなど10-9と先にゲームポイントを奪った。このまま押し切りたいところだったが、ここから中国ペアが粘りのプレーを見せて逆転。10-12で第1ゲームを落とした。第2ゲームも終盤まで接戦が続いたが、勝負どころでループドライブから強打を決められるケースが続き、9-11でゲームを連取された。なんとか巻き返したいところだったが、第3ゲーム以降はプレーに余裕が出てきた中国ペアにペースを握られてしまい、ゲームカウント0対4で敗戦。優勝候補を相手に互角のラリーを見せる場面もあったが、要所を抑えられた。
今大会の模様は卓球レポート7月号(6月20日発売)に掲載
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