混合ダブルス準決勝は吉村/石川が方博/P.ゾルヤ(中国/ドイツ)に勝利して、前回の蘇州大会に続く決勝進出を果たした。
<混合ダブルス準決勝>
吉村/石川 -11,-12,5,-6,5,7,5 方博/P.ゾルヤ(中国/ドイツ)
陳建安/鄭怡静(中華台北) 7,-5,4,6,-5,-5,9 黄鎮廷/杜凱琹(香港)
吉村/石川は国際ペアの方博/P.ゾルヤと対戦。第1ゲームは厳しい台上プレーから相手のミスを誘い6-1とリード。しかし、方博の強烈なドライブが徐々に決まりだして点差を縮められる。10-9とヘームポイントを先に奪ったが、方博のチキータで得点を許すと、ジュースの展開では、方博の攻撃を警戒してミスをするなど、11-13で第1ゲームを落とした。
続く第2ゲームも接戦の展開が続いた。中盤まで点差が離れない展開が続いたが、日本が10-8と先にゲームポイントを握った。しかし、ここからレシーブのミスが続いて、同点に追いつかれると、最後は大きなラリー戦で国際ペアに得点を許し12-14でゲームを連取された。
流れを変えたい日本ペアは第3ゲーム2-2から7連続得点で一気にリード。吉村が強烈なドライブやループドライブでP.ゾルヤのミスを誘い、このゲームを11-5で奪取。このまま流れをつかみたいところだったが、第4ゲームは国際ペアが出足から3連続得点でリード。方博の力のあるボールに最後まで手を焼いて6-11でゲームを落とした。続く第5ゲームは吉村がP.ゾルヤに打つ回りでドライブを決めるケースが続いて1ゲームを返した
ゲームカウント2対3で迎えた第6ゲームは中盤まで一歩も引かない展開となるが、日本ペアが7-7から4連続得点でゲームを奪取。吉村が方博のフォアサイドを突いて体勢を崩してラリーを優位に進めた。国際ペアは勝ちを意識したか若干攻め急ぐ展開が目立った。
決勝進出へ命運をかけた最終ゲームは、日本ペアが吉村がP.ゾルヤに打つ回りとなった前半で5-2とリード。ここまで落ち着きを見せる日本ペアに対して国際ペアはP.ゾルヤの動きに固さが見られ、ミスが目立つ。丁寧な台上プレーで日本ペアが一気に8-2とリードを広げた。このリードを最後まで保った日本ペアが11-5で奪って勝利。序盤でリードをされる展開が続きながらも、見事な逆転勝利で前回の蘇州大会に続く決勝進出を果たした
もう一方の準決勝は陳建安/鄭怡静(中華台北)が黄鎮廷/杜凱琹(香港)にゲームオールの末に勝利。中華台北ペアは厳しい台上プレーで試合を優位に進めたが、ゲームカウント3対1から香港ペアの積極的な攻撃に対して受け身に回る展開が続いた。最終ゲームも6-7とリードを許したが、タイムアウト後にストップの応酬から先に攻める展開で4連続得点を挙げ、10-7とすると、最後は黄鎮廷のストップミスで勝負が決着。ゲームオール9本の激戦を制して決勝進出を決めた。
今大会の模様は卓球レポート7月号(6月20日発売)に掲載
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世界卓球2017デュッセルドルフ/公式サイト(英語):http://www.wttc2017.com/en.html
国際卓球連盟(ITTF)世界卓球2017デュッセルドルフ(英語):
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