女子ダブルス準決勝では早田/伊藤が丁寧/劉詩雯(中国)と対戦。序盤から接戦となり、1ゲームを奪った日本ペアだが勝利には至らず、準決勝敗退となった。
<女子ダブルス準決勝>
丁寧/劉詩雯(中国) 12,9,6,-6,3 早田/伊藤
第1ゲーム、日本ペアは序盤からスタートダッシュに成功。早田の力強いフォアハンドドライブや中国ペアのレシーブミスが重なり4連続得点を挙げる。しかし、中国ペアのサービスに対して日本ペアはレシーブでミスが出て5-1リードから6連続失点。その後は、中国ペアと互角のラリー戦を見せるなど、ジュースに持ち込んだ。伊藤がロングサービスでミスを誘うプレーや横回転をかけたレシーブで中国を揺さぶり、ゲームポイントを奪う場面もあったが、ミスが少ない中国ペアの前に12-14で先制を許した。
続く第2ゲームも接戦の展開が続く。中国ペアは丁寧の両ハンドにミスが出るなど、まだ波に乗れていない感があったが劉詩雯が丁寧なプレーで丁寧をリード。一方の日本ペアは伊藤のフリック、早田のチキータが決まりレシーブで得点するケースが多くなった。しかし、9-9から中国ペアを上回ることができず、9-11でゲームを落とした。
第3ゲームは中盤まで接戦が続くが、日本ペアにレシーブミスが目立つようになる。台上技術が不安定な日本ペアに対して中国ペアは一分の隙も見せずに攻め立てる。日本ペアはラリー戦では早田がドライブの引き合いで得点を決める場面もあったが、このゲームを6-11で奪われた。
後がなくなった日本ペアは第4ゲーム、序盤で連続得点。中国ペアを左右に動かして得点するケースが目立つ。中国ペアに迫られたものの序盤のリードを保ち11-6でゲームを取り返した。
第5ゲームも出足からリードをしたい日本ペアだったが、大きなラリー戦で日本ペアにミスが出る。中国ペアは伊藤のバックサイドを突いて、日本ペアの攻撃を封じてラリーの主導権を握った。3-3から中国ペアが8連続得点で一気に抜け出して勝負を決めた。早田/伊藤は敗れたものの、女子ダブルスでは2001年の世界選手権大阪大会の武田/川越以来のメダルを獲得。黄金世代の2人が世界卓球の舞台で輝かしい成績を残した。
今大会の模様は卓球レポート7月号(6月20日発売)に掲載
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世界卓球2017デュッセルドルフ/公式サイト(英語):http://www.wttc2017.com/en.html
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