龍崎は第1シードの何鈞傑(香港)と対戦。第1、第2ゲームは互いに取り合い、迎えた第3ゲームは何鈞傑のミスの少ないプレーの前に6-11で落とした。続く第4ゲームも8-9とリードされたが、ここから3連続得点で逆転。最終ゲームは終盤前でリードを許す展開が続くも、7-8からレシーブでフリック強打を決めるなど3連続得点でマッチポイントを握る。10-9と詰められたものの最後を締めて見事、逆転勝ちを収めた。
高見は酒井にゲームオールの末に勝利。台の近くでプレーを続ける高見が1ゲームを先制するが、酒井も威力のあるチキータで1ゲームを取り返した。第3、第4ゲームも互い取り合う展開となり、迎えた最終ゲームは酒井が中盤までリードを広げる。しかし、ここから高見が反撃。酒井のオープンスペースを突く精度の高いプレーで追いつく。その後、先にマッチポイントを奪われたものの、前陣での正確なプレーを続けた高見が12-10で勝利。日本選手同士の激闘を制してベスト4進出を決めた。
吉村和弘は林鐘勳(韓国)と対戦したが、ゲームオールの末に敗れた。第1ゲームの終盤でこの試合2度目のフォルトを取られて、それまで使っていたフォアサービスからバックサービスに切り替えた吉村。難しい試合展開の中で柔軟なプレーでゲームを進めたが、勝利にはわずかに届かなかった。もう1つの準々決勝はD.チウ(ドイツ)が趙勝敏(韓国)とのフルゲームの接戦を制してベスト4へ名乗りを上げた。
<21歳以下男子シングルス準々決勝>
龍崎東寅(明治大) -8,7,-6,9,9 何鈞傑(香港)
D.チウ(ドイツ) 12,-6,-6,7,9 趙勝敏(韓国)
高見真己(愛工大名電高) 6,-3,9,-9,10 酒井明日翔(明治大)
林鐘勳(韓国) -9,9,13,-8,7 吉村和弘(愛知工業大)
今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載
公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
ライオン卓球ジャパンオープン荻村杯2017:http://japantabletennis.com/japanopen2017/
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