世界卓球2017デュッセルドルフで最年少でベスト8に入った張本智和はJon.パーソンと対戦。第1ゲームから前陣で打球点の早いバックハンドドライブを軸にリードを握る。10-8から追いつかれたものの要所を締めて14-12で第1ゲームを先取。続く第2ゲームを奪った張本だが、第3ゲームはフリックレシーブにミスが出るなど、精度を欠く場面もあり、8-11で落とした。続く第4ゲームを奪った張本だが、第5ゲームは終盤までリードしながら逆転された。高速プレーに対して徐々に対応し始めたJon.パーソンに対して張本は苦しい展開が続くも第6ゲームを11-9で締めて勝利。次戦では決勝トーナメント進出をかけて中国の梁靖崑と対戦する。中国選手を相手にどのようなプレーを見せるのか、注目だ。
世界卓球の混合ダブルスで金メダルを獲得した吉村真晴は朴康賢(韓国)と対戦。第1ゲームを奪われ、第2ゲームも大きくリードしたところから迫られるなど、リズムに乗り切れない場面も見られたが、要所での厳しいプレーが光り、ゲームカウント4対1で勝利。勝負強さを見せて次ラウンドへと勝ち進んだ。
このほか、龍崎(明治大)、田添(専修大)、吉村和弘(愛知工業大)、平野、上田(ともに協和発酵キリン)も勝利し、予選トーナメント3回戦進出を決めた。
<男子シングルス予選トーナメント2回戦>
龍崎東寅(明治大)-9,6,7,-9,7,10 江天一(香港)
吉田雅己(協和発酵キリン) -6,7,8,7,8 楊恒韋(中華台北)
田添健汰(専修大) -7,-7,6,7,6,8 フロール(フランス)
吉村和弘(愛知工業大) 6,4,-9,8,-8,10 張禹珍(韓国)
平野友樹(協和発酵キリン) 10,7,6,15 陳建安(中華台北)
上田仁(協和発酵キリン) 7,6,-8,4,-9,4 林兆恒(香港)
張本智和(JOCエリートアカデミー) 12,6,-8,3,-9,10 Jon.パーソン(スウェーデン)
吉村真晴(名古屋ダイハツ) -9,9,8,10,7 朴康賢(韓国)
今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載
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ライオン卓球ジャパンオープン荻村杯2017:http://japantabletennis.com/japanopen2017/
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