梅村は蘇慧音(香港)と対戦。第1ゲームは蘇慧音の精度の高いドライブに対してタイミングが合わない場面が見られたが、第2ゲームからはバック面の異質ラバーで変化を付けて相手の打球タイミングを崩すなど、うまさが光ってゲームを取り返した。続く第3ゲームは相手にリードをされる展開が続いたが、終盤に連続得点を重ねて逆転。11-9で勝利に王手をかけた。第4ゲームは互いに譲らない展開が続いたが、13-12とリードしたところで梅村がタイムアウト。タイムアウト明けのラリーでフォア前に絶妙なストップレシーブを送り相手のミスを誘って14-12で勝利。見事、決勝進出を決めた。
木原は麦子詠(香港)と対戦。第1ゲームは木原がサービス・レシーブで木原が麦子詠を崩して11-3で先制。しかし、第2ゲームは麦子詠の緩急をつけたドライブに対してミスが増えてゲームを落とした。第3、第4ゲームは互いに取りあい、迎えた最終ゲームは木原が序盤からリード。勝利に向けて固さも見られた木原だが、最後は粘る相手をピッチの速いラリーで揺さぶり11-9で勝利。ワールドツアー最年少優勝へ向けて決勝へと勝ち進んだ。
決勝はこのあと、19時から行われる。
<21歳以下女子シングルス準決勝>
梅村優香(四天王寺高) -8,5,9,12 蘇慧音(香港)
木原美悠(JOCエリートアカデミー) 3,-9,5,-7,9 麦子詠(香港)
今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載
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