佐藤は中国の若手・袁雪嬌と対戦。序盤から佐藤のカットにミスが続く袁雪嬌。それに対して佐藤は回転量に差をつけたカットで対応し、ゲームを大きくリードして11-3で先制点を挙げた。続く第2ゲームも佐藤のカットに対応できない袁雪嬌に対して6連続得点を挙げるなど、11-2でゲームを連取した。第3ゲームも佐藤がラリーの主導権を握る。相手のつなぎに対しては前陣でプレッシャーをかけて対応するなど、前後左右にしっかりと動いて3ゲームを連取した。第4ゲームを奪われたものの第5ゲームは精度の高いカットで相手のミスを誘って得点を重ねた佐藤。中国選手を破って2回戦進出を決めた。
加藤はシャン・シャオナ(ドイツ)と対戦。第1ゲームから異質ラバーでボールに変化をつけるシャン・シャオナに苦しんだ加藤。得意とするバックハンドにミスが目立ってゲームを先制された。続く第2ゲームは相手のフォアサイドを突いてラリーを優位に進めてゲームを奪ったが、第3ゲーム以降もナックル性のボールを織り交ぜて加藤を揺さぶるシャン・シャオナの巧みなプレーの前にラリーの主導権を握られる展開が続き、ゲームカウント2対4で敗戦。2回戦進出とはならなかった。
このほか、第1シードの馮天薇(シンガポール)らが2回戦進出を決めている。
<女子シングルス1回戦(日本選手関係)>
佐藤(ミキハウス) 3,2,8,-7,4 袁雪嬌(中国)
シャン・シャオナ(ドイツ) 5,-8,11,-8,9,3 加藤(日本ペイント)
今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載
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