伊藤は梁夏銀(韓国)と対戦。第1ゲームは伊藤のバックハンドにミスが目立ち6-11でゲームを先制される。第2ゲームはジュースにもつれる接戦となったが、伊藤がロングサービスで得点をするなど12-10でゲームを取り返した。第3ゲームは梁夏銀のミスの少ないプレーに対して伊藤のミスが続いてゲームを奪われるが、第4ゲームで9-9から連続得点でゲームを奪取。徐々にペースをつかんだ伊藤が第5、第6ゲームを連取してゲームカウント4対2で勝利した。
石川は世界ジュニアを連覇した王曼昱(中国)と対戦。両者は今年2月のカタールオープンでも対戦しており、そのときは石川が王曼昱にストレートで敗れている。
雪辱を期して臨んだ石川は第1ゲーム前陣でのピッチの速いラリーから得点を重ねてゲームを先制。王曼昱のバックサイドにボールを集めたところからチャンスをつくり、試合の主導権を握った。
続く第2ゲームからは王曼昱が反撃。石川の打球点の早い攻撃に対してタイミングが合いだし、両ハンドドライブで得点を重ねた。王曼昱は左右に振られてもしっかりと両ハンドで対応。回転量の多いバックハンドドライブでゲームの主導権を握った。一方の石川は焦ってミスが目立ち、ゲームを連取された。
第4ゲームも王曼昱にリードを許した石川だが、終盤に9-10と追いつくと、ここで中国ベンチがタイムアウト。なんとか追いつきたい石川はタイムアウト明けのラリーでフォアサイドへのロングサービスから3球目強打を決めて同点に追いつく。続く王曼昱のバック前のサービスに対してはチキータで返球して得点。11-10とゲームポイントを握る。ここで決め切りたいところだったが、続くラリーでフォアハンドドライブをミスして失点すると、最後は台上のストップに対応できずにミス。12-14でこのゲームを落とした。
第5ゲームは王曼昱の両サイドを突いた石川だが、王曼昱がこのボールに反応して両ハンドドライブを決める展開が続き、7-11で敗戦。勝利のチャンスはあっただけに悔しい敗戦となった。
<女子シングルス1回戦(日本選手関係)>
伊藤(スターツSC) -6,10,-6,9,7,5 梁夏銀(韓国)
王曼昱(中国) -6,8,6,12,7 石川(全農)
今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載
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