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ライオンジャパンオープン4日目⑦ 【男子シングルス】丹羽は馬龍に敗れる

男子シングルス準々決勝では丹羽(日本)が世界卓球を連覇した馬龍(中国)から1ゲームを奪ったが、ゲームカウント1対4で敗れ、4強進出とはならなかった。
 
丹羽は馬龍からゲームを奪うも金星ならず

馬龍は厳しい攻めで準決勝に進出

  2回戦で上田を破りベスト8に進出した丹羽は世界チャンピオンの馬龍と対戦。過去には馬龍に勝利を収めたこともある丹羽だが、ここ数年の対戦ではいずれもストレートで敗れており、どのような戦いを見せるかに注目が集まった。スタートは馬龍が丹羽をリード。威力、精度ともに世界トップのフォアハンドドライブを軸に攻勢を仕掛けて馬龍が第1ゲームを先制した。
 これまでの対戦どおり馬龍がこのままリードするかに思われたが、丹羽は第2ゲームから反撃。バック対バックで馬龍に打ち勝つなど、バックハンドを主体にしたプレーで馬龍を台から下げて得点し10-8とゲームポイントを奪った。このまま押し切りたいところだったが、あと1点が遠い。勝負どころでは簡単なミスをしない馬龍の前に得点を奪うことができず10-12でゲームを落とした。
 このままでは終われない丹羽は第3ゲームで横回転を入れたレシーブで馬龍のミスを誘うなど、揺さぶりをかけて10-8と第2ゲームに続いてゲームポイントを迎える。このチャンスをつかみたい丹羽は10-9から馬龍のバックサイドへのドライブでチャンスをつくって得点。1ゲームを取り返した。
 第3ゲームに続いて馬龍にプレッシャーをかけたいところだったが、第4ゲームからは丹羽のボールにタイミングが合いだした馬龍がゲームの主導権を握る。丹羽の回り込みフォアハンドドライブに対してもカウンターでオープンとなったフォアサイドを打ち抜くなど、厳しいプレーの連続で得点を重ねた。対する丹羽は攻めの姿勢でチャンスを見いだそうとするも、王者に交わされ、ゲームカウント1対4で敗戦。1ゲームを奪ったものの勝利には至らなかった。
 試合後、丹羽は「試合前から台から下がらずに前陣で打球点の早い攻撃を仕掛けようと思ったが、馬龍選手の回転量の多いボールにオーバーミスが続いた。相手の調子が出ていない1、2ゲーム目にゲームを取れなかったことが敗因だと思う」と王者との対戦を振り返った。

 もう1つの準々決勝は許昕(中国)と方博(中国)の同士打ちとなったが、方博がけがのため、試合を途中棄権。許昕が準決勝進出を決めた。


<男子シングルス準々決勝>
馬龍(中国) 8,10,-9,5,3 丹羽(日本)
許昕(中国) 途中棄権 方博(中国)

今大会の模様は卓球レポート8月号(7月20日発売)に掲載

公益財団法人日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
ライオン卓球ジャパンオープン荻村杯2017:http://japantabletennis.com/japanopen2017/
国際卓球連盟(ITTF):http://www.ittf.com/

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