大会4日目は男女ダブルスの4回戦~決勝が行われた。男子ダブルスは木造/高見(愛工大名電)が田中/加山(愛工大名電)との同士打ちを制して、初優勝を飾った。
<男子ダブルス決勝>
木造勇人/髙見真己(愛工大名電) -8,7,5,6 田中佑汰/加山裕(愛工大名電)
木造/髙見は準決勝で西村/深沢(浜松修学舎)を破って決勝に進出。一方の田中/加山は出雲/五十嵐(遊学館)ペアに苦しみながらも勝利して決勝進出を決めた。
同士打ちとなった決勝は第1ゲームの序盤、木造/髙見がラリー戦で優位に立つも、終盤は田中/加山ペアが厳しい台上プレーから先手を奪い、先輩ペアから11-8でゲームを先制した。
続く第2ゲームも序盤は田中/加山がラリーの主導権を握り、リードしたが、終盤は中陣から力のあるボールを打ち込んだ木造/髙見が得点を重ねて逆転。1ゲームを取り返した。
互いに1ゲームずつを取り合って迎えた第3ゲームは木造/髙見がゲームをリード。「自分たちから攻めなきゃいけないと思って攻めるようになった(木造)」というように攻撃的なプレーで後輩ペアを突き放し、ゲームカウントを2対1とした。第4ゲームも終始リードをする展開が続いた木造/髙見が11-6で田中/加山を退けてダブルスチャンピオンに輝いた。「2人とも三冠を狙っていて、優勝するために準備してきました。うれしいですが、やっと1つ取れたという感じです(髙見)」というように優勝直後は控えめに喜んだ2人。団体決勝、シングルスと戦いは続いていくだけに、明日以降の2人の戦いにも注目だ。
田中/加山は先輩ペアに屈したが、安定感のあるプレーを見せる田中と、攻撃力の高い加山のバランスがとれた好ペア。準決勝では出雲/五十嵐に2対0から追いつかれたが、最後は相手の猛追を振り切った。
■木造勇人のコメント
「自分としてはあまり良い出来ではなかったのですが、最終的に結果が出せたのでうれしいです。お互いが良いという状態が少なく、互いに補い合って優勝することができたと思います。決勝の田中/加山には練習試合で負けたことがなく、自信はありましたが、1ゲーム目から思い切り来られて、自分たちから攻めなきゃいけないと思って中盤以降は攻めるようにしました。とりあえず一つタイトルをとることができましたが、明日もあるのでそこに向けて頑張りたいです」
■髙見真己のコメント
「去年の優勝よりもうれしいです。準々決勝の川上/渡井戦(静岡学園)が一番苦しかったです。去年は優勝できると思っていなかったので、実感がなかったのですが、今回は2人とも三冠を狙っていて、優勝するためにどこにも負けないように準備してきたので、うれしいという思いとやっと一つ取れたという感じです」
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