大会最終日は男女シングルス3回戦~決勝が行われた。女子シングルスは1年生の木原美悠(稲付)が長﨑美柚(稲付)との同士打ちを制して栄冠を手中に収めた。
木原は4回戦で大川、準々決勝で大藤、準決勝で菅澤と四天王寺勢を連破して決勝に進出。決勝では小気味よいバックハンドを軸にしたプレーと、チャンスではフォアハンドで仕留める形が光り、サウスポーの長﨑に3対1で勝利。第44回大会の早田ひな(現・希望が丘)以来、4年ぶりの1年生優勝を達成した。試合後のインタビューでは「中学生になってからフォアハンドでの連続攻撃ができるようになってきた」と語った木原。決勝ではそのフォアハンドでの攻撃が光り、見事全中王者に輝いた。
2位の長﨑は昨年に続く連覇を狙ったが、決勝で木原に惜しくも敗れた。キレのある両ハンド攻撃で順当に勝ち上がったが、木原との一戦では、ラリー戦で木原のブロックを打ち抜けず、連破達成とはならなかった。
3位には髙橋と菅澤の四天王寺勢が入賞。髙橋は準々決勝で横井との同士打ちを制して初の4強入り。菅澤は3回戦で岡田(明徳義塾)との接戦を制して勢いに乗り、準決勝進出を果たした。
■木原美悠のコメント
「優勝した瞬間はほっとしました。大会前からプレッシャーを感じていて『優勝できるのかな』と思って臨んでいました。決勝の長﨑選手とはこれまで1勝2敗でしたが、今回の対戦ではフォアハンドを振ったらなんでも入るような状態だったので最後までフォアハンドで攻めようと思ってプレーしました。相手が打ってきたボールにもしっかりと対応することができた点も良かったと思います。小学生のときよりも、フォアハンドの連続攻撃ができるようりになり、フットワークもできるようになったところが小学生のときから成長した部分だと思います」
<女子シングルス決勝>
木原美悠(稲付) 8,9,-6,9 長﨑美柚(稲付)
<女子シングルス準決勝>
長﨑美柚(稲付) 6,-10,9,3 髙橋あかり(四天王寺)
木原美悠(稲付) 5,5,9 菅澤柚花里(四天王寺)
試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
第48回全中 卓球:http://www.oita-ctr.com/zenchu-takkyu
今大会の模様は卓球レポート10月号(9/20発売)に掲載予定です。