世界ジュニア選手権イタリア大会6日目、個人戦各種目が行われ、女子シングルスの1回戦では日本の4選手全員がヨーロッパ勢を破り2回戦進出を決めた。
<女子シングルス1回戦(日本選手関係)>
木村光歩 8,5,5,-9,7 トリゴロス(ベラルーシ)
加藤美優 6,2,2,1 マテヨフスカ(チェコ)
長﨑見柚 5,1,5,-7,5 チェホバ(チェコ)
木原美悠 6,7,-9,9,9 ビニェビッチ(セルビア)
■加藤美優選手のコメント
団体戦ではサービスが長くなって負けてしまったので、最初はサービスが短く出せるように意識してやりました。1本も無駄なミスをしないで、調子を上げていけるように気を引き締めてプレーしました。団体戦の後は、午前中は部屋でもゆっくり休めたし、午後は練習して、気持ちは全然問題ないです。目標はシングルスもダブルスももちろん優勝です。
■木村光歩選手のコメント
相手は格上の選手だったので、自分から思いきって行こうと最初から強気で攻めていきました。昨日、3試合やって会場や台にも慣れてきて調子はよかったです。事前にビデオを見て、サービスやレシーブの対策など、山梨(有理)さんにアドバイスをもらってすごくよかったです。同じ異質型なのですごい参考になります。相手が嫌がる緩急をつけることやミドル攻めなど、細かくアドバイスをいただけて、そのおかげで勝つことができました。次のルーマニアの選手(ドラゴマン)はさっき対戦した選手(トリゴロス)とほぼ同じ戦型でヨーロッパ系の選手なので、自分の(バック面の)ラバーを生かして強気で攻めていきたいです。(異質型に)ヨーロッパ系はやりやすいです。すごい厳しいところに入りましたが、自分の力を出し切ってメダルを取りたいです。
■長﨑美柚選手のコメント
団体戦でも試合はしましたが、同じシングルスでも何か違う感じというか、初戦というのもあって緊張はありましたが、コートに入ったらいつも通りのプレーができて、結果勝てたのでよかったです。この流れに乗って、今日のダブルスや混合ダブルスも団体戦のときのように思い切って楽しみたいです。高すぎるかもしれないですけど、目標は優勝です。楽しめれば一番です。
(団体戦を振り返って)いつもは中国選手と対戦すると「相手は中国選手だから強い」とばかり思ってしまいますが、今回は試合前に大事にしたことは「カウントを見ないこと、相手の顔を見ないこと、楽しんでやること」でした。自分が今できることを精一杯やろうという風に考えられたのでいつもよりいいプレーができたと思います。中国選手は、ヨーロッパ選手と違って表情に出ないので、相手を見ていると自分がリードしていても、それが本当かどうか分からなくなってしまうことがあります。だから、台だけを見て戦っていました。シングルスで勝ち進んだら当たる孫穎莎にはアジアジュニアで1-3で相手のネットで10-12で負けてしまって悔しい気持ちもあるので、今回リベンジしたいです。
■木原美悠選手のコメント
さっきはあまりいい試合ができませんでした。試合前の練習のときに、本番の試合だと思ってできなかったので。勝ち進むと団体戦で負けた王曼昱に当たりますが、今度はもうちょっとだけできるかなと思います。ダブルスは結果は意識せずに1戦1戦頑張りたいと思います。
卓レポ.comでは随時、ツイッターとこちらの大会報道で情報をアップしていきますのでお楽しみに!
卓レポツイッター:https://twitter.com/takurepo
日本卓球協会:http://www.jtta.or.jp
国際卓球連盟(ITTF):http://www.ittf.com
今大会の模様は卓球レポート1月号に掲載します。