男子シングルス1回戦には大島祐哉、吉田雅己、松平健太が登場したが、いずれも強敵の前に勝利とはならず初戦敗退となった。
<男子シングルス1回戦>
ボル(ドイツ) 6,-8,-3,10,8,6 大島祐哉(日本)
林高遠(中国) 4,1,6,7 吉田雅己(日本)
許昕(中国) 6,8,9,8 松平健太(日本)
大島はボル(ドイツ)と対戦。大島はワールドツアーのタイトルを獲得するなど好調を維持するボルに対して、互角の打ち合いを見せるなどゲームをリード。持ち味のフォアハンドに加えてバックハンドにも進境を見せた。ゲームカウント2対1で迎えた第4ゲームは7-10とゲームポイントを握られたところから10-10と追いついたが、「あそこ(4ゲーム目の10-10)が勝負の分かれ目だった」と自身が語るように勝負どころでラリーを取り切ることができずに10-12で落とした。第5ゲーム以降もボルの両ハンドドライブに対して食らいついたが、流れを引き戻すことができずに惜しくも敗戦。試合後、「強敵ということはわかっていましたが、勝つことができず悔しいです」と悔しさを滲ませた。
吉田は林高遠(中国)と対戦。2012年の世界ジュニア男子シングルス準々決勝以来の対戦となったが、「昔は下がってプレーする場面もありましたが今は前陣でプレーしてくるのですごくプレッシャーがあります」と語るように、吉田の強打に対しても台に近いところからカウンターを決められるなど、厳しいプレーの前にラリーの主導権を握ることができなかった。右肩を痛めて「1カ月半近く練習できていなかった」という吉田。先日のファイナル4で実戦復帰し、今大会に臨んだが、樊振東とともに次世代エース候補の林高遠を破ることはできなかった。
松平健太は6月のジャパンオープンに続いて許昕(中国)と対戦。どのような戦いとなるか注目がされたが、序盤から許昕が台から出たボールはすかさず強打して得点を重ねてリード。一方の松平は強打に対してオープンスペースを突いたブロックで得点を決めるなど対応したが、台上のストップやフリックにミスが出て流れをつかめず。勝利には至らなかった。試合後、松平は「許昕のクロスに打ったらカウンターをされていたこともあり、レシーブのときは厳しいコースに返さないといけないというプレッシャーがあり、ミスが出てしまった。また、台上で先手を取れていればもう少し良い戦いができたと思います」と語った。
このほか、男子シングルスでは樊振東(中国)が荘智淵を破り、ベスト8入りを決めている。
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