男子シングルス準決勝はオフチャロフ(ドイツ)が林高遠(中国)をゲームオールジュースの末に破り、決勝進出を果たした。
<男子シングルス準決勝>
オフチャロフ(ドイツ) -7,-6,9,8,8,-4,10 林高遠(中国)
準決勝第1試合の樊振東対ボルに続き、中国選手対ドイツ選手の対決となったこの試合。オフチャロフは丹羽、張本と日本選手をいずれもフルゲームの末に破って準決勝に進出。一方の林高遠は吉田(日本)、方博(中国)に勝利してベスト4へと勝ち進んだ。
接戦が予想された試合は林高遠が2ゲームを先制。前陣での打球点の早い両ハンドで攻め立ててゲームを優勢に進めた。一方のオフチャロフは第3ゲームから反撃。中陣~後陣に下がっても我慢強くラリーを展開して得点を奪うなど、粘りのプレーで1ゲームを取り返した。
第4ゲームも引き続きオフチャロフがゲームの主導権を握る。1ゲームを奪われて焦りの見える林高遠とは対照的に、ラリーでしっかりとつなぎ、チャンスボールを見逃さずに攻め切る形が光った。一方の林高遠はオフチャロフのサービスに対してレシーブミスが目立ち、ゲームを立て続けに落とした。
第5、第6ゲームは互いに取り合う形となり、迎えた最終ゲームは10-8とオフチャロフが先にマッチポイントをつかむ。しかし、ここで林高遠がサービスから2連続得点で追いつく。嫌な流れとなったオフチャロフだが、10-10のラリーでサービスから回り込みフォアハンドドライブで得点を決めると、最後は中陣でラリーを展開して林高遠のミスを誘って勝利。大激戦の末に決勝へと勝ち進んだ。決勝の相手はドイツオープンで勝利した樊振東。1年の締めくくりの大会で頂点をつかむのはどちらか。両者による戦いに期待したい。
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