卓球日本一をかけて平成29年度全日本選手権大会が1月15~21日まで東京体育館で開催される。大会初日は14時から開会式が行われ、昨年の覇者、水谷隼(木下グループ)、平野美宇(JOCエリートアカデミー/大原学園)らトップ選手が集結した。
14時から行われた開会式には役員、選手、審判員らが参加。開会式では日本卓球協会の星野一朗大会委員長の開会宣言、藤重貞慶日本卓球協会会長のあいさつのほか、前年度男女シングルスチャンピオンの水谷隼、平野美宇による天皇杯・皇后杯の返還、平野による選手宣誓が行われた。
開会式後には褒賞・報奨金の贈呈セレモニーが行われ、昨年のアジア選手権大会の女子シングルスで優勝した平野や世界卓球2017デュッセルドルフの混合ダブルスで優勝した吉村真晴/石川佳純(名古屋ダイハツ/全農)、男子ダブルス2位の大島祐哉/森薗政崇(木下グループ/明治大)、3位の丹羽孝希/吉村真晴(スヴェンソン/名古屋ダイハツ)、女子シングルス3位の平野、女子ダブルス3位の伊藤美誠/早田ひな(スターツSC/希望が丘高)が表彰された。
開会式、褒賞・報奨金の贈呈セレモニー後は前年度シングルスチャンピオンの水谷、平野や女子シングルスで上位進出が予想される石川、伊藤、早田の記者会見が行われた。水谷は「例年同様にしっかりと調整ができました。今年に入ってけがもなくコンディションとしても良い仕上がりです。これまで9回優勝しましたが、その中でも今回は1、2を争うほど自信があります。。強い選手がたくさん出てきていますが、自分もまだ戦えるということを見せたいです。昨年は1年間パワーをためてきたので、今回の全日本ではそのためたパワーを爆発させたいです」と、10度目の優勝に向けての意気込みを語った。
また、急成長を続け、今大会の上位進出が予想される張本については「今回、もし負けるとしたら張本の可能性が高いと思います。世界卓球から半年が経ち、彼はものすごく成長していると思いますが、その成長した彼を決勝という最高の舞台で破りたいという気持ちもあります」と話した。成長著しい張本との決勝での対決となるか。その行方に注目が集まる。
一方、昨年、最年少優勝を果たした平野は「全日本に向けて1カ月近く練習してきて特にフォアハンドを重点に練習してきました。昨年初めて優勝し、今年は前回までとは違った立場で迎えますが、しっかりと準備をして優勝したいです。去年は全日本で優勝して勢いに乗れたので今年も良いスタートが切れるように頑張りたいです」と、連覇に向けての抱負を述べた。
記者会見後の15時からは混合ダブルス1回戦、ジュニア男女1回戦がスタート。全日本の頂点を目指して熱い火ぶたが切って落とされた。
詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp
全日本卓球2018(特設サイト):http://www.japantabletennis.com/zennihon2018/
卓レポ.comでは、連日の熱戦の模様をウェブサイトとツイッター(http://twitter.com/takurepo)で配信します。
全日本選手権大会の特集は卓球レポート3月号(2月20日発売号)に掲載します。