混合ダブルス準々決勝では森薗/伊藤(明治大/スターツSC)、吉村/石川(名古屋ダイハツ/全農)らがベスト4入りを果たした。
森薗/伊藤は及川/安藤(専修大)と対戦。4回戦で前年度王者の田添/前田(専修大/日本生命)を破った森薗/伊藤はこの試合でも圧巻のプレーで学生ペアをリード。台に近い位置取りで戦い、相手ペアを押し込み、ストレート勝ちでベスト4入りを決めた。及川/安藤はここまで連係の良さが光ったが、森薗/伊藤を破るには至らず、惜しくも4強入りを逃した。試合後、森薗/伊藤は「安藤選手が表ラバーを使っていて、対応が難しいので試合前にしっかりと確認しました。僕の出足が悪くて競り合うかと思いましたが、美誠が良くて勝つことができました。(森薗)」「4回戦で前回王者のペアに3対0で勝てたことが自信になりました。準々決勝の及川/安藤ペアには苦手意識があり、負けたくないと思っていました」と語った。
吉村/石川は張/森薗(東京アート/日立化成)と対戦。1-1で迎えた第3ゲームを奪うと、第4ゲームも相手のオープンスペースを的確に突くコース取りが光り、3対1で勝利。3年ぶりの優勝に向けて準決勝進出を果たした。試合後、吉村/石川は「昨日は試合後に練習してコンビネーションを確認して今日は良いプレーができました。僕のロングサービスから石川さんが回り込んでカウンターしてくれたり、石川さんの攻めが勝利につながったと思います。(吉村)」「昨日の試合が非常に苦しかったので、試合後に修正をしました。自信を持って向かっていくプレーをすれば優勝できると思うので、強い相手に一戦一戦がんばりたいと思います(石川)」と、昨日からの修正をして試合に臨んだことを明かした。
このほか、大島/早田(木下グループ/日本生命)は森田/平(シチズン時計/サンリツ)に、軽部/松本(シチズン時計/サンリツ)は郡山/秋田(専修大/中央大)にフルゲームの末に勝利してベスト4進出を決めた。
<混合ダブルス準々決勝>
森薗/伊藤(明治大/スターツSC) 3-0 及川/安藤(専修大)
大島/早田(木下グループ/日本生命) 3-2 森田/平(シチズン時計/サンリツ)
軽部/松本(シチズン時計/サンリツ) 3-2 郡山/秋田(専修大/中央大)
吉村真晴/石川(名古屋ダイハツ/全農) 3-1 張/森薗(東京アート/日立化成)
詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp
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