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全日本卓球2018 水谷、松平健太が準決勝へ

男子シングルス準々決勝第1試合では10度目の王座を狙う水谷隼(木下グループ)と兄弟対決を制した松平健太(木下グループ)が勝利し、ベスト4進出を決めた。


水谷隼(木下グループ)5,7,3,8 神巧也(シチズン時計)
 水谷は神と対戦2人は3年前の決勝でも対戦しているが、今大会ではどのような展開になるのか、出足からそのプレーに注目が集まったが、水谷が序盤から試合を優位に進める。多彩なサービスで神のレシーブを崩して強打を決めるなど、神に流れをわたさず11-5でゲームを先制した。神としては、台上の争いから先に仕掛けたいところだが、厳しいストップで持ち味のフォアハンドのラリー戦に持ち込ませてもらえず、水谷がゲームをリード。最後の最後まで神の得意な打撃戦に持ち込ませず、シャットアウトした水谷がストレート勝ちで準決勝へと駒を進めた。

■神巧也のコメント
「完敗です。自分が先手をとってラリーを進めることができなかったのが一番の敗因です。水谷選手は1ゲーム目の最初から雰囲気が違っていました。厳しいサービスレシーブの配球で1、2ゲームが勝負だと思っていたので点数を取られてしまい、厳しかったです。3年前の決勝で対戦したときは、ちょっと僕の卓球に合わせるような場面もあってチャンスがありましたが、今日は最後まで厳しいプレーでついていけませんでした。水谷選手はなんでこんなことができるんだろうと不思議に思えてきました。水谷選手の弱いところを対策して戦いましたが、歯が立たなくて差を感じました」

松平健太(木下グループ) 5,9,-7,6,8 松平賢二(協和発酵キリン)
 松平兄弟による対戦は弟の健太がゲームを先制。序盤でリードを許した健太だが、兄の賢二のフォアハンド強打を的確にブロック。オープンスペースを厳しくつくプレーで第1ゲームを奪った。第2ゲームも連取した松平健太は、第3ゲームこそ台上のボールをフリック強打するなど、果敢に攻める松平賢二にゲームを奪われたが、台上の攻防で厳しいストップを見せるなど、主導権を握り続けて4対1で勝利。兄弟対決を制して平成24年度以来、5年ぶりのベスト4進出を決めた。敗れた松平賢二は序盤でリードをする展開が続いたが、リードを守りきれず、惜しくもベスト4進出とはならなかった。
 

■松平賢二のコメント
「昨日までいい状態で来ていて戦術もよく、体も動けていたのですが今日はコートの広さも変わって、広くなると勝手に下がってしまって勝手にミスをしている感じで場慣れができませんでした。健太は台上がうまいので、どんなサービスを出してもストップされるのは予想どおりでした。厳しくストップされないようにアップ系を多めに出したのですが、それでも止められてしまいました。相手のやりたいようにやられてしまいました」

 

水谷は圧巻のプレーで神を破り4強入り
 
松平健太は兄弟対決を制して5年ぶりのベスト4

 

詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
日本卓球協会:http:/www.jtta.or.jp
全日本卓球(特設サイト):http://www.japantabletennis.com/zennihon2018

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全日本選手権大会の特集は卓球レポート3月号(2月20日発売号)に掲載します。

 

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