男子ダブルス決勝は水谷/大島(木下グループ)が上田/吉田(協和発酵キリン)をゲームカウント3対1で破り、初優勝を果たした。
水谷/大島(木下グループ) 9,-12,9,4 上田/吉田(協和発酵キリン)
今大会で初のペアリングとなった水谷/大島。未知数のペアが全日本のダブルスチャンピオンに輝いた。
水谷/大島は準々決勝で昨年チャンピオンの丹羽/酒井(スヴェンソン/明治大)、準決勝で宇田/張本(JOCエリートアカデミー・大原学園/JOCエリートアカデミー)と、強敵を連破して勝ち上がった。決勝で対したのは上田/吉田。社会人チャンピオンを相手にどんな戦いを見せるのか注目が集まった。
試合は第1ゲームから一進一退の攻防が繰り広げられ、9-9となったが、最後は協和発酵キリンペアがチャンスボールをミス。精度の高さで上回った水谷/上田が11-9でゲームを先制した。
第2ゲームもお互いに離されない展開が続いたが、水谷/大島が10-9とゲームポイントを握った。しかし、ここで上田/吉田が踏ん張り同点に追いつくと、14-12でゲームを奪取。このゲームでは上田のコース取りの良さと吉田のチキータが光った。
1対1で迎えた第3ゲームも接戦が展開される。少しでも甘いボールを返球すると、攻撃される中で、台上での厳しいせめぎ合いが続けられた。しかし、9-9の場面でストップ対ストップの展開から協和発酵キリンペアのストップが大きく浮いたところを水谷が強打。甘いボールを見逃さずに得点してゲームポイントを握ると、続くラリーも制して優勝に王手をかけた。
これで完全に流れをつかんだ水谷/大島。第4ゲームは上田/吉田がリスクを背負って攻める中でのミスも重なり、終始リードを続けて11-4でゲームを奪い、ダブルス王者の栄冠をつかんだ。
詳しい情報は日本卓球協会ホームページに掲載されています。
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