日本はグループリーグ最終戦をシンガポールと行い、ストレートで勝利。2位でグループリーグ通過を決めた。
張本は快心のプレーで勝利!
ベテランのガオニンは張本の速さについて行けず
初出場の大島も持ち味のフォアハンドドライブを存分に発揮
<男子団体第1ステージ>
日本 3-0 シンガポール
張本 3-0 ガオニン
水谷 3-0 ポー・シャオフェン
大島 3-0 ベー・クンティン
これまでグループリーグ全敗のシンガポールに対して、昨日の中華台北戦に勝って予選通過を確定させた日本は、3番に今大会初出場となる大島を起用してきた。
トップは張本対エースのガオニン。張本は出足から得意の高速バックハンドからの速攻で6−0とガオニンを引き離す。ガオニンは張本の速さに目も体のついていかないといった感じだ。張本は10−5から痛烈なチキータで第1ゲームを取ると、続く第2、第3ゲームもガオニンを圧倒し、日本に先制点をもたらした。張本の出来は素晴らしく、ようやくいいときに近づいてきた印象で決勝トーナメントに向けて頼もしい限りだが、その一方で、シンガポールのガオニンといえば、サムソノフと並び、これまで日本の前にたびたび立ちはだかってきた難敵だ。こうも簡単に敗れる姿に時の流れを感じると同時に、一抹の寂しさを感じた。
2番の水谷はポー・シャオフェンを一蹴。
続く、初出場の大島もフットワークを生かしたフォアハンドドライブでベー・クンティンにストレート勝ち。力の差がある相手だったが、初陣で緊張することなく自分の持ち味をしっかり出してグループリーグを締めた。
グループリーグ1位通過はならなかったが、イングランドに敗れた以外はすべてストレート勝ちの日本。今日の選手たちの調子やベンチの雰囲気を見ても状態は決して悪くない。運命の決勝トーナメントのドローは、今夜19:00から行われるグループリーグ最終戦の後、決まる。
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(写真=佐藤孝弘 文=猪瀬健治)