スウェーデンがイングランドをストレートで下し、17年ぶりとなるベスト4進出!
3番で勝利決めたJon.パーソン、カメラに猛ダッシュ!
M.カールソン、連夜の大仕事!
イングランドは頼みのピッチフォードが敗れたのが痛かった
<男子団体準々決勝>
スウェーデン 3-0 イングランド
○K.カールソン 3-0 ドリンコール
○M.カールソン 3-2 ピッチフォード
○Jon.パーソン 3-0 ウォーカー
K.カールソン - ピッチフォード
M.カールソン - ドリンコール
ベンクソン、ワルドナー、そして開催地ハルムスタッドの英雄ヨルゲン・パーソン。伝説の王者たちのDNAを受け継ぐ男たちが準々決勝でイングランドを下し、17年ぶりにベスト4進出を決めた。
1番のK.カールソン対ドリンコールは、K.カールソンがサウスポーらしくフォアハンドドライブをワイドに打ち分け、ドリンコールをストレートで下して先制。
続く2番のM.カールソンは、グループリーグで日本の前に大魔神のように立ちはだかったピッチフォードと対戦。ピツチフォードの剛球に対し、M.カールソンは果敢に挑むが、第1ゲームをジュースで落とす。これまで決定的な勝利を上げてきたM.カールソンもピッチフォードに対してはさすがに厳しいかと思われたが、大歓声の後押しでまたも奮起。力でねじ伏せようとしてくるピッチフォードに対し、カウンタースマッシュとバックハンドドライブで応酬。息詰まる攻防が続いたが、声援で打球面もスイングもぶれなかったM.カールソンがピッチフォードをゲームオール9本で退け、スウェーデンにとって決定的となる2点目をもたらした。
こうなるとイケイケのスウェーデン、3番は今大会の決勝点係ともいうべきJon.パーソンが登場。ひげ面のワイルドな風貌とは裏腹に、安定したバックハンドを軸に手堅いプレーをするJon.パーソンがウォーカーをストレートで圧倒。またしても決勝点を上げた。
スウェーデンは2001年の大阪大会以来、17年ぶりにメダルを獲得。次は、中国と決勝進出をかけて対戦する。2000年のクアラルンプール大会以来の優勝なるか。力では中国が圧倒的に優位だが、大観衆と一体化し、その気になれる今のスウェーデンならば、可能性はゼロではない。
この声援がスウェーデンチームの大きな力になっている
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(写真=佐藤孝弘 文=猪瀬健治)