ドイツが準決勝進出!ブラジルは千載一遇のチャンスを逃す
フィルスが4番でカルデラーノを下し、決勝点!
カットと攻撃でブラジルから2点取りしたフィルス
悔やみきれない敗戦にベンチで顔をうずめるカルデラーノ
<男子団体準々決勝>
ドイツ 3-1 ブラジル
シュテーガー 1-3 カルデラーノ○
○フィルス 3-0 ヨウチ
○オフチャロフ 3-1 ツボイ
○フィルス 3-2 カルデラーノ
シュテーガー - ヨウチ
昨夜、劇的な試合でクロアチアを下し、ベスト8入りを決めた今大会のシンデレラチーム・ブラジルは、強豪ドイツと対戦。ドイツは、ボルを温存し、体調が万全ではないというオフチャロフを2点使いではなく3番に置くという心配になるオーダーを組んできた。ブラジルにも十分勝機がある。
1番はカルデラーノがシュテーガーを、持ち前のぶっとい弧線を描く両ハンドパワードライブで下して先制点。しかし、あとが続かなかった。2番でヨウチがフィルスに敗れ、3番でツボイがオフチャロフに敗れ、ドイツが王手をかける。
あとがなくなったことでプレッシャーがかかったカルデラーノは振りがやや鈍く、フィルスのカットを打ちあぐむシーンが目立つ。試合は、フィルスがカットと攻撃を織り交ぜたプレーでカルデラーノをゲームオール9本で振り切り、ドイツの準決勝進出を決めた。ブラジルとしては、カルデラーノが勝っていればラストのヨウチとシュテーガーで勝つチャンスがあっただけに、悔やんでも悔やみきれない敗戦となってしまった。
勝ったドイツは決勝進出をかけて、日本を敗った韓国と対戦する。
卓レポ.comツイッター:https://www.twitter.com/takurepo/
ITTF(国際卓球連盟):https://www.ittf.com
LIEBHERR WORLD TABLE TENNIS CHAMPIONSHIPS 2018:https://wttc2018halmstad.com
(写真=佐藤孝弘 文=猪瀬健治)