男子シングルス準決勝が行われ、戸上(野田学園)と田中(愛工大名電)が決勝に勝ち進んだ。
◯戸上(野田学園) 9,9,6 手塚(明徳義塾)
◯田中(愛工大名電) -11,6,9,8 金光(大原学園)
手塚のスマッシュにひるまず攻めた戸上
手塚は独自のスタイルが高校でも通用することを示した
田中は安定感で金光を上回った
金光は田中と真っ向勝負を展開したがわずかに及ばず
戸上対手塚は、戸上が手塚のスマッシュやパンチ気味に押してくるバックハンドをひるまずに打ち返し、ストレートで勝利。いち早く決勝進出を決めた。
一方、敗れた手塚は、フラット系のボールを多用する独特のスタイルが高校でも通用することを十分に示した。希少なスタイルだけに、これからますます各校で手塚対策が練られるだろうが、その包囲網をどうかいくぐっていくのか。今後の手塚に注目したい。
田中対金光は、正確性で田中、ボールの威力で金光という構図で序盤からハイレベルな攻防が繰り広げられた。しかし、ゲームカウント1対1で迎えた第3ゲーム、9-9オールの場面で田中が2本連続思い切ったロングサービスを出してこのゲームを取ると、第4ゲームも連取して金光を押し切った。
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(写真=佐藤孝弘 文=猪瀬健治)