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愛工大名電 真田監督インタビュー「課題はやはり気持ち」


 圧倒的な戦力で優勝が確実視されていた愛工大名電が、男子団体準々決勝で明豊に苦杯を喫した。自身が達成した5連覇を6に伸ばすことができなかった真田監督は今、何を思うのか。敗因と課題について話を聞いた。

明豊の勢いに飲み込まれたか、絶対王者がまさかのストレート負けを喫した

(準々決勝で愛工大名電が敗れたのは)強い明豊ですので、予想外と言うことはまったくなく、負ける可能性も十分に考えてはいました。ただ、0対2になってもそこからでも勝てるオーダーにはしてきましたが、前半で1対1にできなかったことが、ダブルスの選手に影響を与えてしまったのかなと思います。私と董コーチは「0対2からでも(勝てる)」というつもりでした。ダブルスの選手には「0対2で回ってきても大丈夫だから、気持ちをしっかりつくっておいてくれ」という話はしていましたが、やはり中学生ですから、プレッシャーがだいぶ大きかったのだと思います。

油断はないとは思いますが、昨日の試合から球際というか、打つ瞬間のボールのとらえ方、打ち方に甘さがあったというのは夜のミーティングで僕とコーチの共通の認識としてあったので、選手たちには「そういう甘さが命取りになるから、明日は一本一本、ボールがラケットに当たる瞬間を大事にしてやろう」とは言っていましたが、そこが修正し切れていませんでした。

また、選手がそろっていることが逆に油断につながったということもあるとは思います。今日の試合を見ると、選手が抱えなくてよいプレッシャーを抱えていて、すごく硬さが見られたので、そういうメンタルのつくり方、準備の仕方ができていなかったのは私の責任だなと強く感じてるところです。戦いは気持ちですから、その気持ちがつくれていなかったのが負けた一番の原因だと思います。

課題はやはり気持ちです。普段から選手たちが練習中の一本一本もそうですし、行動一つとってもそうですし、甘さを内的に自分で気づいて、自分で変わっていけるように持って行きたいですね。私たちが目指しているところは、中学や高校で勝つことのもっと向こうにあります。私は学校を選手たちが卒業しても向上心を持ってがんばれるような卓球選手になってほしいと思っていますので、選手たちが自分からそういう気持ちになるようにしていくことが課題ですね。

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試合の詳細な記録は下記サイトをご覧ください。
第49回全国中学校卓球大会/広島大会:http://zenchu-hiroshima-takkyu.jp/

(写真/文=佐藤孝弘)
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