アリーナ立川立飛で行われた木下アビエル神奈川と日本ペイントマレッツの開幕戦。結果は、木下アビエル神奈川が4対0で勝利し、勝ち点4を獲得した。
ここでは、記念すべき開幕戦を終えての両チームの選手、監督の声を紹介する。
石川にアドバイスを送る邱総監督
【木下アビエル神奈川】
●石川佳純選手 「『また見に行きたい』と思えるようなプレーをしようとコートに入った」
開幕戦だったのですごく緊張しましたし、2点取ってチームに貢献したいと思っていたので4対0で勝つことができてうれしいです。Tリーグは卓球にとっても、私にとっても挑戦で、観客の皆さまに「また行きたい」と思っていただけるようなプレーをしようとコートに入りました。
(ダブルスは)始めてのペアリングで(木原とは)年も11歳違いますし、試合前も練習は15分くらいしかできなかったの不安はありましたが、二人で声を出していこうねって話して試合に臨みました。(木原が)すごく頑張ってくれて、競り合いになりましたが、最後いいプレーで勝つことができてよかったと思います。
Tリーグに参戦することで自分自身のレベルを上げて、東京オリンピックで最高のプレーをすることが私の目標なので、それに向けてTリーグを通してレベルアップしたいし、同時にたくさんの方に卓球を見ていただいて、東京オリンピックでもっともっと期待して応援してもらえるようなプレーをすることで自分のレベルアップにもつながると思います。
私たち選手にできることは実力をあげて国内外の大会でいい成績を出すこと。そうすれば、卓球を見に行こうと思う人が増えると思うので、まずはさらに実力を上げることが、私も含めて選手には大切なことだと思っています。
(観客との)距離が近いと緊張感もすごく伝わると思うし、こちらにも熱気が伝わってくるので今日はすごく楽しかったです。
●木原美悠選手 「緊張でサービスを出すときに手が震えた」
初戦ですごく緊張してサービスを出すとき手が震えました。でも、石川さんに自信を持って思い切ってやってと言われ、自信を持って最後までプレーできました。石川さんと組むということで良い経験になったしうれしかったのですが、緊張で最初はいいプレーができませんでした。緊張した場面でも思い切ってプレーすることが大事なんだなと思いました。
●浜本由惟選手 「応援してくださる皆さんの前で勝つことができた」
多くの方々に見に来ていただいた中で、応援してくださる皆さんの前で勝つことができて、すごくうれしく思います。
●劉燕軍監督 「チームワークがよく、思い切り攻めることができた」
今日はチームワークがよく、思い切り攻めていくプレーができました。初戦がすごく重要だと思っていたので、今日は4対0で勝つことができたので、とてもいいスタートが切れたと思います。
私はヨーロッパで20年以上コーチをしていますが、このように観客が多く、皆さんが熱い応援をする試合はヨーロッパにはあまりありません。
●邱建新総監督 「4対0で勝てるとは思わなかった」
今日の試合は実力では少し有利かと思っていました。しかし、4対0で勝てるとは思っていなかったのでうれしいですね。
馮天薇にアドバイスを送る三原監督
【日本ペイントマレッツ】
●田代早紀選手 「気持ちを切り替えてTリーグを楽しみたい」
26日から女子が開幕し、すごく盛り上がっているのを見て、今日私たちの試合で(日本ペイントの)社長や会長、東京事業所の方々をはじめ、たくさんの方が応援に来られて、勝利で終わりたかったのですが負けてしまい、応援に来ていただいた皆さんに申し訳ない思いです。けれど、これからまだ試合が続くので気持ちを切り替えて、楽しみながらTリーグでプレーしていきたいと思います。
●松平志穂選手 「チームはまとまった」
開幕戦をテレビで見て、すごい雰囲気とか応援してくださる方々が一体となって試合していく様子を見て、自分もそこでプレーするんだと思ったらダブルスの1球目ですごく緊張しました。(今日の試合で)チームはまとまったと思うので、これから試合が続くので頑張りたいと思います。
●三原孝弘監督 「初戦をダブルスを落としたのが痛かった」
初戦のダブルスが勝敗を大きく分けたかなと思います。石川選手を擁する木下アビエルさんはもちろん強いチームですけど、石川選手に負けたというより、初戦のダブルスを取れなかったことが大きかった。まだまだ明日から試合が続きますので気持ちを切り替えてがんばりたいと思います。
オーダーは、加藤が疲労と少し右足に違和感があるということで急遽出場を取りやめました。馮天薇が日本に来たばかりでベストコンディションではありませんでしたが、使わざるを得ませんでした。