世界ジュニア卓球選手権タイ大会が、コラート(タイ)のターミナル21で11月24日より開幕した。大会最終日は各種目準決勝、決勝が行われる。女子ダブルスは木原/長﨑の日本ペアが蒯曼/石洵瑶の中国ペアを破り、長﨑はシングルスと合わせて二冠、木原は混合ダブルスと合わせて二冠を手にした。
<男子ダブルス決勝>
劉夜泊/徐瑛彬 3,6,2 ティホノフ/シドレンコ(ロシア)
準決勝で向鵬/曽蓓勛(中国)をストレートで破る金星を挙げて決勝進出を決めたロシアペア。昨年もロシアのグレブネフ/カッツマンが決勝進出を果たしており、今大会では混合ダブルスでも日本の戸上/長﨑がカッツマン/アブラーミアンに敗れるなど、ダブルスに強さを見せている。
それだけに、決勝も期待されたが、序盤から大きな声を挙げて気迫のこもったプレーをする中国ペアが終始ロシアペアを圧倒。中国ペアは動きもよく、ロシアペアの得意なラリーに持ち込ませずに、チャンスを与えなかった。
というのも、この男子ダブルスの決勝が最終日の最終種目として行われたことの影響は大きかったのではないだろうか。中国は混合ダブルス、女子ダブルスと決勝で日本に敗れ、女子シングルスは17大会連続で取り続けたタイトルを日本に明け渡した。これ以上、タイトルを他国に譲るわけにはいかないというのが本心だろう。この試合では選手だけでなく、観客席からも選手、コーチ、スタッフからの大きな声援が飛んでいた。それまでも決して手を抜いていたわけではないだろうが、最後の最後に本気の中国を垣間見た気がした。
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