6回戦で吉村真晴(愛知ダイハツ)、準々決勝で張本智和(木下グループ)と全日本タイトルホルダーを立て続けに破った及川瑞基(木下グループ)は、準決勝で吉田雅己(栃木県スポーツ協会)、決勝で森薗政崇(BOBSON)と青森山田高の先輩を連破し、初優勝を飾った。全日本チャンピオンという念願のタイトルを手にした及川の試合後の声を聞いてみたい。
●男子シングルス決勝
及川瑞基(木下グループ) -8,-10,5,-8,9,10,4 森薗政崇(BOBSON)
-優勝した今の心境をお聞かせください。
目標にしていた優勝が、本当に実現すると思っていなかったので、正直びっくりしていますが、本当に嬉しい、嬉しいの一言です。
-準決勝はどうでしたか?
吉田選手とは、最近Tリーグで対戦して2連勝していたんですけど、毎回毎回違う試合にはなると思っていたので、逆に勝っている分、少し難しさがありました。出足はいい入りだったんでしたが、段々、相手も対応して変えてきました。やりづらかったんですけど、またすぐに修正できて、そこが勝因になりました。
-決勝はどうでしたか?
森薗選手は、自分にとってはとてもやりづらい選手で、スコアもゲームカウント1対3で負けていましたが、決勝戦は何が起こるかわからないので、最後は絶対チャンスがあると思っていました。それを物にできました。
-大会を通じてよかったところはどこですか?
自分は小柄な選手なので、なるべく台から下がらないようにということは、もちろん意識しています。試合でいうと、張本選手との準決勝がポイントとなっていたので、そこを勝ちきれたので自信にもなりましたし、決勝でもいいいプレーができたと思います。
-次の目標は?
全日本で優勝できたので、今度は世界の舞台で、これから世界選手権やオリンピックで代表に選ばれるように頑張っていきたいと思います。
今大会、アグレッシブに攻めれたのがすごく良かったので、前から守りはできていたんですけど、そこのバランスをもっと良くしていきたいです。
(まとめ=卓球レポート)