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世界卓球2021ヒューストン 
ボルが振り返る世界卓球

熱戦の記憶も冷めやらない世界卓球2021ヒューストンで活躍したバタフライ・アドバイザリースタッフに焦点を当てて話を聞く本シリーズ。
今回は、世界卓球2011ロッテルダム以来、10年ぶりにベスト4入りを果たしたティモ・ボル(ドイツ)に今大会の活躍について聞いた。

ボルは地元ジャアの快進撃を阻止して10年ぶりの表彰台を決めた

--男子シングルス3位という結果をどう受け止めていますか?

 世界卓球選手権大会(以下、世界卓球)の前や大会途中で肋骨の炎症に悩まされていたこともあり、大きな目標はありませんでした。
 しかし、トーナメントのスタートは2回戦の周啓豪(中国)との対戦で、この試合は非常にうまくいきました。あの時は本当にいいプレーができました。その後は道が開いていたので、チャンスをものにできました。40歳で再び準決勝に進出できたことは、とても素晴らしいことだと思います。


--準々決勝のジャア戦はどのような戦術で臨み、どのように勝つことができましたか?

 第1ゲームで腹筋を痛めてしまったため、すべての計画を変更するしかありませんでした。
 そのため、なるべく長いラリーをせず、簡単にポイントを取って、台から下がらないようしようと努力しました。

できることが限られている中で最善のプレーを続けることで大きな勝利をつかんだ

--準決勝のモーレゴード戦はどのようなプランで臨みましたか?

 腹筋を痛めている状況で、少なくとも私の身体ができることとできないことはわかっていました。コンセプトとしてはカナック(ジャア)と対戦した時に心掛けたことと似ていました。初めはそれでうまくいっていましたが、徐々にトルルス(モーレゴード)のプレーが手堅くなって、私の弱点をうまく突いてくるようになっていきました。

--今回の世界卓球を振り返ってどんな大会でしたか?

 センターコートは楽しくプレーできましたが、もう1つのホールはあまり好きではありませんでした。
 アメリカの観客は熱かったですね。あちらにもたくさんの私を応援してくれるファンがいてうれしかったです。彼らのお陰で私自身の気持ちも試合もとても盛り上がりました。

大ベテランのボルは故障を抱えながらもメダル獲得のチャンスを逃さなかった

(取材/まとめ=卓球レポート)

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