熱戦の記憶も冷めやらない世界卓球2021ヒューストンで活躍したバタフライ・アドバイザリースタッフに焦点を当てて話を聞く本シリーズ。
今回は、ファルク(スウェーデン)とのペアで、優勝候補の中国ペアを連破し男子ダブルス初優勝を飾ったK.カールソン(スウェーデン)の話を聞いた。
--男子ダブルスの初優勝をどのように受け止めていますか?
もちろん、世界卓球選手権大会(以下、世界卓球)で自国のために金メダルを獲得できたことはとてもうれしいです。
とても誇りに思っていますが、2週間たってもまだ実感がわきません。今シーズンのブンデスリーガ最後の3試合が終わったら、スウェーデンに帰って1週間の休暇を取るつもりです。そこでリラックスして、この金メダルを心から楽しむことができるのではないかと思っています。
--中国の2ペア(樊振東/王楚欽、梁靖崑/林高遠)に勝てた勝因は何だったと思いますか?
中国の両ペアに勝つことは、もちろんとても難しいことでしたが、私たちは自分たちのゲームプランを信じて、台上の短いラリー(ストップ対ストップ)で勝てると信じていましたし、その通りに完璧にゲームをコントロールすることができました。
--決勝の韓国ペアとの試合はどのようなプランで臨み、どのように勝つことができましたか?
準々決勝で樊振東/王楚欽を破った後は、自分たちは本当に誰にでも勝つチャンスがあると感じました。準々決勝の後、私はうれしかったのですが、世界大会でメダルを獲得したといううれしさはまだありませんでした。私は非常に集中しており、お祝いは大会が終わった後にしたいと思っていました。
決勝では、それまでの試合と同じレベルのプレーを維持することを目標にしていました。大会を通じて高いレベルを維持するのは非常に難しかったので、それができたことが私の最も大きな誇りです。
決勝では最高のプレーができたと思います。韓国ペアもストップ対ストップで私たちに挑戦してきましたが、私たちはダブルスで致命傷となるミスを最小限に抑えることができました。
--初のアメリカ開催の世界卓球の感想はいかがですか?
初日に運営上の技術的な問題が発生していたものの、アメリカでの第1回大会は成功だったと思います。
この大変な時期に、このような大会が開催されたことに感銘を受けています。近いうちに、私が最も好きな日本で同じようなイベントに参加できるといいですね。
(取材/まとめ=卓球レポート)